【W杯コラム3】限られた時間での西野采配。基本のメンバー構成は的中も、ベルギー戦の終盤は無策に終わる
逆風にさらされながらも、ベスト16進出に導いた西野監督。選手の見極めと起用法が、ベルギー戦の終盤までは見事に当たっていた。
文◎国吉好弘 写真◎Getty Images、雑誌協会代表撮影
先発起用、交代策とも結果につながる
大会の約2カ月前に就任し、時間のない中でのチームづくりを強いられた西野朗監督。その采配を追ってみると、最も大事なコロンビアとの初戦に向けて重要だと考えられたのは、スターティングメンバーに誰を選ぶか、どんな布陣で臨むか、ということだった。
蓋を開けると、GKは川島、ディフェンスラインは右から酒井宏、吉田、昌子、長友、中盤は長谷部と柴崎をボランチに、2列目は右に原口、左に...