1月9日、埼玉スタジアムで全国高校サッカー選手権2020の準決勝、山梨学院(山梨)対帝京長岡(新潟)が行なわれた。山梨学院が2点を先行、帝京長岡も追い付いたが、最後はPK戦で山梨学院が決勝進出を決めている。
上写真=帝京長岡は0-2から追い付いたが、山梨学院がPK戦を制して勝ち上がった(写真◎小山真司)
■2021年1月9日 全国高校サッカー選手権準決勝(@埼玉スタジアム)
山梨学院 2-2(PK3-1) 帝京長岡
得点者=(山)石川隼大、一瀬大寿
(帝)川上航立2
11年ぶりの決勝進出
山梨学院は開始直後、FW野田武瑠のロングシュートでチャンスを作り、最後はMF石川隼大が押し込んで先制。後半立ち上がりの50分(準決勝から45分ハーフ)にはMF新井爽太のロングスローをDF一瀬大寿がヘッドで合わせ、リードを2点に広げる。
だが帝京長岡は59分、持ち味のパスワークで左サイドを崩し、MF川上航立が蹴り込んで1点差とすると、78分にはエリア内でMF廣井蘭人が倒されてPKを獲得。これを川上が冷静に決めて2-2とした。
その後はお互いに決定機がありながらも得点は生まれず、PK戦に突入。山梨学院はGK熊倉匠が1人目を止め、2人目はキッカーが外してリードするが、帝京長岡も1年生GK佐藤安悟が3人目と4人目を連続で止めて追い付いた。だが山梨学院はGK熊倉が4人目をストップし、最後は5人目が決めて勝負あり。激闘を制し、初出場で初優勝を飾った2009年度大会以来、11年ぶりの決勝進出を決めた。