7人の日本人選手が所属するシント=トロイデンVV(STVV)がベルギー1部リーグの初戦に臨んだ。ホームに強豪スタンダール・リエージュを迎えた試合はSTVVが序盤からパスをつなぐ姿勢を見せるものの、得点はできず。一方でスタンダールも決めきれない時間が続いたが、終盤にホームのSTVVのコイタが鮮やかなシュートを決めて1−0も勝利。リーグ初戦を勝利で飾った。
上写真=新加入の日本人選手の中で唯一、先発した伊藤涼太郎。右奥はスタンダールの川辺駿(写真◎STVV)
岡崎と山本が途中出場、直後に決勝点
STVVが2023ー24シーズンの初戦に臨んだ。今オフには大幅に選手が入れ替わり、日本人選手も伊藤涼太郎、山本理仁、小川諒也、藤田譲瑠チマが新たに加わった。指揮官もフィンク監督に代わり、よりポゼッションを重視するスタイルへの転換を試みている。
ホームに川辺駿が所属するスタンダール・リージュを迎えた試合には、シュミットと伊藤の2人の日本人選手が先発。インサイドハーフで出場した伊藤はよくボールに絡み、13分にゴール正面から右足で惜しいミドルシュートを放つなど積極的な姿勢を示した。
しかし前半にゴールは生まれず、伊藤は65分に交代。スタンダールの新戦力で先発を飾った川辺も62分にピッチを退いた。
85分に山本、岡崎がピッチに登場。スコアが動いたのは、その1分後のことだった。右サイドでスローインを受けたコイタがカットインすると、ボックス外から左足でカーブをかけたシュートを放ち、ゴールを射抜く。まさにゴラッソと言える鮮烈な一発でSTVVが先制に成功した。
試合はそのまま1−0で終了。フィンク監督は初陣を飾り、ベルギーデビューを飾った伊藤や山本も初戦で勝利を手にすることになった。なお、この日、橋岡大樹はベンチ入りしたものの、出場せず。小川と藤田はベンチ外だった。