上写真=カラバフ戦でゴールを決め、勝利に貢献したフライブルクの堂安律(写真◎Getty Images)
冨安が今季初先発!
今季のELに出場するチームには7人の日本人選手が所属している。開幕戦では、そのうち5人がピッチに立った。
フライブルク(ドイツ)の堂安律は右サイドハーフでカラバフFK(アゼルバイジャン)戦に先発すると、前半15分に決勝点となるチームの2点目をスコアしてみせた。右サイドからドリブルでボックスに進入。左足を振り抜き、自身EL初ゴールを決めた(〇2-1)。
レアル・ソシエダ(スペイン)の久保建英は2トップの一角で、敵地でのマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)戦に先発した。ソシエダは前半、相手の堅い守備に苦しんだが、後半、久保のパスを受けて放ったダビド・シルバのシュートが相手に当たり、PKを獲得。これをブライス・メンデスが決め、先制に成功する。結局そのまま試合をクローズさせ、1ー0でソシエダが白星発進を飾った。
アーセナル(イングランド)の冨安健洋は、FCチューリッヒ(スイス)戦で今季初先発、フル出場を飾った。右サイドバックを務め、機を見て攻め上がるなど、持ち味を発揮した冨安はボレーシュートを試み、印象的なプレーも披露。状態が上がっていることを示すとともに、2-1の勝利に貢献した。
モナコ(フランス)の南野拓実もレッドスター(セルビア)戦で先発を果たした。相手の厳しいマークに遭ってなかなか持ち味を発揮できず、攻撃に彩りを加えられない時間が続いた。右サイドからのクロスにヘッドを合わせる場面もあったが、結局、ネットを揺らせず、57分にピッチをあとにした。試合はその後、エンボロがPKを決めたモナコが敵地で1-0の勝利を挙げている。
そのほかの試合では、原口元気が所属するウニオン・ベルリン(ドイツ)と町田浩樹が所属するウニオン・サンジロワーズ(ベルギー)が対戦。原口はインサイドハーフで先発を果たしたものの、印象的なプレーを残せず。58分に途中交代。一方、町田はベンチ外となっており、日本人対決は実現しなかった。試合はゼンネ・リネンが挙げた1点を守ったアウェーのサンジロワーズが1-0で勝利を収めた。
またHJKヘルシンキ(フィンランド)の田中亜土夢はベティス(スペイン)戦でベンチ入りを果たしたものの、出場機会はなかった(×0-2)。