サッカー日本代表は15日、EAFF E1選手権の韓国戦に臨み、1−0で勝利を収めた。3試合すべてに出場し、ボランチとしてタフに戦ったMF稲垣祥は「このチームで優勝できてうれしい」と語った。

上写真=長友佑都と喜び合う稲垣祥(右/写真◎Getty Images)

3試合すべてに出場

 初戦の香港戦と優勝がかかった3戦目の韓国戦に先発し、2戦目の中国戦は後半あたまから出場。今回のチームの攻守の要としてE-1連覇に貢献したのが、稲垣祥だった。

「このチームで優勝できて最後にうれしさがこみ上げてきました。思ったより苦しい時間が長くてコントロール出来なかったですけど、最後のところで踏ん張るとか全員が隙を作らないことはやれていたと思うし、そういうところは代表の誇りを持ってみんなが戦いきったと思います」

確かに苦しい時間は長かった。前半8分にジャーメイン良が先制点を奪ってから、とくに終盤は韓国の猛攻を浴びた。その中でも稲垣は球際争いに果敢に挑み、セカンドボールを何度も回収してチームを支えた。森保一監督の期待に応えたと言っていい。
 現在、33歳。今回のチームでは長友につぐ年長者だが、代表キャップ数はこの韓国戦を含めて4。代表歴こそ浅いものの、Jリーグで積み重ねてきたキャリアは伊達ではない。今大会で大きな存在感を示した。劣勢でも動じない冷静さは流石の一言だった。

「どんどんいいチームになっていったと思うし、代表の誇りとか責任、Jリーグを代表している責任を持ちながらみんなプレーしてくれたと思う。そういうところが最後、韓国相手にも勝てたと思うし、本当にいい選手が集まってくれたなと思います」

 所属する名古屋では欠かせない存在だが、E-1選手権連覇を成し遂げた今回の日本代表でも、稲垣祥は不可欠な存在だった。


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