日本代表MF平河悠が、悔しい結果を成長の糧にすることを誓った。6月5日の北中米ワールドカップ・アジア最終予選第9節のオーストラリア戦で日本代表デビューを飾り、惜しいシュートも放ったが無得点。試合終了間際の失点での最終予選初黒星を、今後につなげていく決意を示している。
上写真=右サイドからゴールに迫った平河。代表デビュー戦は悔しい敗戦となった(写真◎Getty Images)
■2025年6月5日 アジア最終予選9節(観衆57,226人/@パース)
オーストラリア 1-0 日本
「チームを活性化できればよかった」
初めての国際Aマッチで与えられたポジションは右サイド。左の俵積田晃太とともにサイドからの突破を繰り返したが、「チームとしてやりたいこと、ミドルゾーンまでしっかり(ボールを)運べた中で、もう少しアタッキングゾーンでの(仕掛ける)回数を増やすことや、もちろんシュートの本数を増やすことなどは、チームの課題として見つかった。もう少し個人的にも、そこでチームを活性化できればよかった」と振り返った。
自らもゴールを狙ったものの、37分の鋭い右足ミドルシュートはわずかに左に外れ、44分の左足シュートはGKの正面を突いた。後半に向けて森保一監督からは、俵積田とともに「タワラも自分も自分の特徴をもっと出してほしいということと、自分のところは、もう少しピン止めで高い位置を取ってほしいと言われた」という。指示に沿ってサイドから攻略の糸口を見いだそうとしたが、最後まで得点を奪えず、試合終了間際の失点で最終予選初黒星を喫した。
ボールは握ったがネットを揺らせず、「最後に失点して、0-1で終わるのもサッカーの一つだと思った」という。それでもサムライブルーでの第一歩を踏み出した経験を生かし、「これからもっと試合を重ねて、もっと成長できるようにしたい」と誓った。
