サッカー日本代表の佐藤龍之介(ファジアーノ岡山)が現地3日、トレーニング後に取材に応じた。合流が1日遅かった佐藤はこの日が初練習。緊張感がありながらも、18歳は貪欲な姿勢で活動したいと話した。

上写真=現地2日目に佐藤龍之介が合流し、練習に参加した(写真◎青山知雄)

A代表の中心選手になれるように成長速度を上げたい

 A代表の練習に初参加した感想を求められ、佐藤は言った。

「普段、自分がテレビとかで見ている選手とボールを蹴れて非常に楽しかった」

 その言葉は初々しさを感じさせたが、もちろん今回の活動を「お客さん」で過ごすつもりはない。

「やっぱり自分からも話しかけていかないと自分の良さは出しにくいと思うので、本当に一つひとつの会話だけでも収穫ですし、いいトレーニングだったなと思います」

 貪欲に吸収しようという姿勢で臨んでいる。

「まだ全然、(A代表のレベルに)実力は達していると思っていないですし、いろいろな意味も込めて呼んでくれたと感じているので、このチャンスを自分のものにしたい。この先、やっぱり自分がA代表の中心となれるような選手になりたいと思っているし、ここから成長速度を上げていきたいと思います」

 今季、FC東京から岡山に期限付き移籍をして、一気に存在感を高めた。だからこそ招集されたわけだが、世界を見渡せば、トップレベルで活躍する十代の選手はゴロゴロいる。

「やっぱり爪痕を残すことを一番大事にしたいですし、こんないいチャンスはないと思っているので、オンオフに限らずにここに来た意味を最大限、自分のものにしたい」

 9月にはUー20ワールドカップを控える。そしてその先に待っているのが、北中米ワールドカップだ。

「自分の成長次第ではチャンスはあると思いますけど、今の時点ではまだまだ厳しい。しっかりとここで得たものを自分の成長の種にしてやっていきたい」

 かつて、小野伸二は18歳でワールドカップ出場を果たした(1998年フランス大会)。19歳になった佐藤が北中米ワールドカップのメンバーに選ばれても、早すぎるということはない。佐藤が言う通り、すべては「自分の成長次第」になる。

取材◎佐藤景


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