日本代表は11日、インドネシア代表戦(15日)に向けて現地で初めてトレーニングを行った。初練習に参加した高井幸大(川崎フロンターレ)が取材に応じ、今シリーズへの意気込みを語った。

上写真=11日、ジャカルタでの初練習で汗を流す高井幸大(写真◎佐藤景)

自分が入ったときにどれだけ示せるか

 10月シリーズは参加直前にケガ(右内転筋肉離れ)のために不参加となった高井だが、9月、10月、11月と継続的にメンバーに選ばれている。そんな状況について改めて問われると、「素晴らしい場所だと思いますし、毎回選ばれたいなと思います」と前向きな言葉を口にした。

 今回は同じセンターバックであり、『川崎フロンターレ出身』の大先輩でもある谷口彰悟が負傷で参加できなくなった。

「(谷口のことを)3枚のディフェンスリーダーとしてやっているところを見ていましたし、自分もそこに入ったときにどれだけ示せるかっていうのが大切だと思う。練習からアピールできたらいいと思っています」

 高井にとって谷口は代表で刺激を受ける存在だった。尊敬する先輩だが、一方でその不在はチャンスでもある。

「チャンスをつかめるかどうかは自分次第。自分に矢印を向けてやりたい」

 インドネシア代表戦から中国戦は中3日。通常よりも1日、準備期間が少ない。総力戦であることは間違いなく、出場のチャンスは十分にあるだろう。高井は第1節の中国戦では71分から板倉滉に代わってプレーしており、すでに最終予選を経験済みだ。

「(出場は)問題ないと思いますし、もちろんやれることもたくさんあるかなと思います」

 自信も、携えている。チームが引き続き3バックを採用するならどちらかの試合で先発する可能性もあるかもしれない。守備はもちろん、得意の球出しでチームの攻撃を加速させるようなプレーを期待したい。


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