上写真=前日練習で汗を流す冨安健洋(写真◎石倉利英)
前の選手でも守備をさぼるような選手はいない
森保一監督が前日会見で語った通り、明日11日のシリア戦は3バックを採用する可能性が高い。3−4−2−1を採用した場合、冨安は右センターバックでプレーすることが有力視される。
もっとも3バックか4バックかはそれほど大きなポイントではないというのが冨安の考えのようだ。「3だったり4であったりというのは、言っていますけど、結局試合の中で立ち位置が変われば4のように見えるときもあると思いますし、相手を見ながら変える必要があると思う。そんなに大きな、なんて言うんだろう、3だからとかっていうのはないですね」と、システムそのものよりも相手を見ながら戦うことが必要であり、重要だと指摘した。
3バックでプレーした場合、状況次第で最終ラインの3人で守らなければならないケースも出てくるが、「森保さんがいつも言ってるように全員で攻撃して全員で守るというところは変わらない。このチームには前の選手でも守備をさぼるような選手はいないんで、そこは心配してない」ときっぱり。どんなシステムでも、変わらないベースがチームにあると強調した。
前回、シリアと対戦した際は日本が5−0で快勝している。力の差を見せつけた格好となったが、「アジアカップ前とアジアカップ後で印象が変わった感じがしています。彼らもアジアカップを経験して、よりチームとしてやるべきことがはっきりしたというか、僕らがアジアカップ前にやったときとは違う相手になっている」と、冨安は相手を分析する。そして「僕らも気を引き締め直して最初からガッツリいければいい」と話した。ミャンマー戦はベンチ外となっていたが、コンディション面を問われ、「練習、ちゃんとやっていますし、大丈夫です」と力強いコメントも聞かれた。
冨安は、2次予選を全勝で終えるための準備をしっかりと整えている。