上写真=14日に合流した上田綺世。日程はタイトだがミャンマー戦に先発する可能性は十分ある(写真◎毛受亮介)
ミャンマー戦で空中戦の強さが生きる
今回のシリーズは負傷により古橋亨梧と前田大然が不在。センターフォワードの常連組は上田と浅野拓磨しかいない。細谷真大が追加招集されたが、いきなり先発するとは考えにくい。
アジア2次予選のスタートとなる大事なミャンマー戦(16日)でスタメンを飾るのは上田か、浅野だろう。
「難しいゲームになると思う。柔軟に戦っていきたい」
FIFAランキング158位のミャンマーが、18位の日本よりも格下であるのは明白だ。しかし、初戦であり、相手が引いて守ることも想定される中で簡単な試合になるとは限らない。上田は気を引き締めた。
「勢いを持って前から来る可能性もありますし、引いてくる可能性もあるし、色んなことが想定できますけど、あくまで想定。ピッチに入ってみて情報共有しなきゃいけない。柔軟に戦う必要がある」
重要になるのは柔軟に戦うこと。想定外の事態になっても慌てることなく、日本の持ち味をしっかり出すことが求められる。上田はその準備ができていた。
ミャンマーのディフェンスラインは170センチ台前半で上田の高さが生きる可能性が高い。空中戦については「それを求められているというのもある。出さなきゃいけないと思っています。」と力強く語った。
浅野は13日朝に帰国し、活動初日から参加。上田は14日朝に帰国し、2日目から合流。ミャンマー戦にどちらが先発するかはわからないが、上田が出場することになれば、高さという持ち味を発揮できるだろう。
「1試合での大量点が必要なのかは分からないですけど、フォワードの本質は点を取ってチームを勝たせること、毎試合決めることだと思っている。そこにより近づけたらいい」
ゴールラッシュの口火を切り、チームを勝たせる存在になることが期待される。