上写真＝ゲームキャプテンを任され、中盤の一角で攻守に奮闘した遠藤（写真◎小山真司）
■2022年1月27日 FIFAワールドカップ・アジア最終予選・B組第7節（@埼玉スタジアム／観衆11,753人）
日本 2-0 中国
得点：（日）大迫勇也、伊東純也
次に向けて「良い準備をしたい」
キャプテンのDF吉田麻也が負傷欠場したため、代わりにキャプテンマークを巻いて先発出場した遠藤は「自分のプレーは変えるつもりはない」と振り返る。重要な一戦で「セカンド（ボール）を拾うことだったり、奪った後の切り替えのところでしっかりボールを回収できるように、いつも通りを意識してプレーしていた」との言葉を実践し、3センターの一角で持ち味の力強い守備を披露した。
日本は序盤の13分にFW大迫勇也がPKを決めて先制した後、ボール支配率で圧倒して攻め続けたが、数度のチャンスを逃すなど、なかなか2点目が奪えなかった。「もちろん前半で2点目を取りに行きたかったので、トライしましたけど、相手もブロックを敷いて、そこまで前から来ないところで、自分たちのボールの動かし方が相手のリズムになってしまった」と指摘し、「もう少しテンポを上げてボールを動かしたり、縦に勝負してもよかったのかなと思う」と反省点を挙げた。
それでも61分にMF伊東純也が決めて2-0とリードを広げると、ここまでの最終予選で1回警告を受けていたこともあり、73分にMF久保建英と交代。ベンチで勝利の瞬間を見届け、「内容にはあまり満足してしていないですけど、勝つことが重要だったので、勝つことができてよかった」と語った。
次戦も再びホームで、グループ首位のサウジアラビアと対戦する。「追加点が取れたのでよかったと思いますし、後ろも最後まで集中してゼロで抑えたので、勝利は大きいと思いますけど、次が大事」と言葉に力を込めた遠藤は、「チーム全体で良い準備をしていきたい。前回負けているのでホームで借りを返して、勝ち点3を取れるように頑張っていきたい」と気持ちを新たにしていた。
