17日から始まった国内組による日本代表合宿は21日に最終日を迎える。今季の参加メンバーの一人、渡辺皓太(横浜F・マリノス)は自ら「驚きの招集」と感じつつも、日々のトレーニングの中で大いなる刺激を得て、代表定着へ強い思いを抱いている。

上写真=連日の激しいトレーニングで渡辺皓太はいい刺激を得ていると語った(写真◎山口高明)

意識の高さを感じます

 本人からすれば今回の代表招集は「驚き」だったという。昨季はリーグ38試合のうち26試合に出場したが、そのうち先発は9試合のみ。「正直、発表があったときはびっくりしました。このメンバーの中では圧倒的に出場時間が少ないし、まずはそういう部分を伸ばしていかないといけない」と語り、今回の合宿を貴重な機会ととらえ、意欲的に取り組んでいる。

 ゲーム形式のトレーニングでは4-3-3のインサイドハーフや4-4-2のボランチを務めたが、「経験のある選手はプレーでも示せるし、言葉とか声かけでチームを動かせる。僕も中盤の選手として必要になってくるので、そういうところが真似できれば」と大いに刺激を受け、練習への取り組み方にも「意識の高さを感じます」と話し、代表のレベルを改めて感じていた。

 また、プレー面でも切り替えの速さが「全く違う」ことを実感したという。「このレベルを基準にしないといけないし、このレベルを忘れないようにずっと続けることができれば、そして自チームで存在感を示せば必ず見てくれている」。

 森保一監督からも、もっと上に行けると発破をかけられたと明かした渡辺。今回の合宿では渡辺よりも若い選手も多く、「もう若くない」と自覚することにもなった。代表で得た基準を常に意識し、長足の進歩を遂げるべく、ここからさらに真摯にサッカーに向き合っていくと語った。


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