日本代表MF遠藤航がカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選・オマーン戦を前にオンラインで報道陣の質問に答えた。顔ぶれが変わることが確定している中盤でのプレーのポイントなどを語っている。

上写真=遠藤はオマーンとの大事な一戦に向けて現地で練習を重ねる(写真◎JFA)

メンバー変更も「そこまで心配はしていない」

 11月11日にアウェーでベトナムを下し、今回の最終予選初の連勝を飾った日本は、現地時間16日にアウェーでオマーンと対戦する。全10試合の最終予選は5試合を終え、ここから後半戦。勝ち点9で3位の日本は、同7で4位のオマーンに勝って差を広げ、同10で2位のオーストラリア、同13で首位のサウジアラビアに迫りたいところだ。

 勝利のためには当然、得点が必要になる。9月のホームでの初戦は0-1で敗れ、攻略できなかった相手の守備を打ち破るためのポイントとして、遠藤は「ブロックを敷いてきた相手に、自分もミドルシュートを打つなどの思い切りや、ボックスの中に入っていくなど、勢いみたいなところは大事になってくる」と指摘。「ポジション、戦術はもちろん大事だと思いますが、最後にそこを崩して、いかに(ゴール前に)入っていけるか。90分間の中でパワーをかけるタイミングを、自分の中で判断していきたい」と攻略のイメージを明かした。

 さらに「(伊東)純也や(長友)佑都くんのクロスに対して、人数をかけて入れるか」も大事になると説明。「うまく使い分けながら、サイドを崩すところと、最後に真ん中を取るところは、お互いにタイミングを見て、しっかりやっていきたい」と強調した。

 オーストラリア戦とベトナム戦は4-3-3の布陣で臨み、中盤の3人は2試合とも遠藤、MF守田英正、MF田中碧だった。だがベトナム戦で警告を受けた守田が出場停止となったため、オマーン戦は顔ぶれが変わることが確定。代わりに先発するのは、ベトナム戦で75分から田中に代わって出場したMF柴崎岳や、88分から守田に代わって出場したMF原口元気などが予想される。

 遠藤は原口について「攻撃で前に推進力をもたらせると思うし、もちろん守備での貢献度も高い。インテンシティ、ラストパス、自分でシュートまで持っていく、クロスに入っていくところが良さなので、シンプルに生かせればいい」とコメント。柴崎については「長く一緒にやっているので、2ボランチでやっているときと同様。パスを受けながら、いつ、どのタイミングで前にかかわっていくのか、というところが良さだと思う。インサイドハーフでやるのであれば、攻撃の良さを生かせるんじゃないか」と語った。

 その上で「基本的には、出る選手の良さを出させることが、後ろにいる自分の役割だと思っている」としつつ、「経験があるので、スタメンでパッと出てもやれる選手たちが多い」と分析。「そこまで心配はしていませんが、後ろからサポートできれば」と敵地での一戦を見据えた。


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