上写真=前回の活動は海外から帰国して参加した大迫だが、今回は神戸からの参戦。負担は大幅に軽減されたという(写真◎JMPA山口高明)
9月はオマーン、中国と連戦
これまで日本国内で代表活動があるときはドイツから帰国していたが、今回は神戸からの参加。しかも9月2日のオマーン戦の会場は大阪の市立吹田サッカースタジアム(パナソニックスタジアム吹田)とあって、「移動がタクシーで40分くらいだったので、すごく楽だった」という。「いままでとは比べ物にならないくらい楽だし、時差ボケもない。それはすごくプラスだと思う」とJクラブ所属のメリットを語った。
2014年1月からプレーしてきたドイツに別れを告げ、神戸に完全移籍。「(明治安田生命J1リーグで)2試合できたのはプラス。得点という形で結果を出せておけば、さらによかったですが、コンディションは自然と上がってくると思うので頑張りたい」との思いで代表活動に臨む。「代表はクラブの延長線上。クラブで活躍できなかったら呼ばれないところだと思っている。今回はいままでの実績で招集してもらいましたが、これから先は、神戸で結果を出し続けなければいけない」と得点への思いを強調したが、それは今回の活動でも変わらない。
カタールW杯に向けて「初戦はかなり大事。ましてやホームなので、しっかり勝ち点3を取れるように」とオマーン戦を見据える。7日の第2戦は中立地カタールに移動して中国と対戦。「入りが大事なので、オマーンと中国から絶対に勝ち点6を取れるようにしたいと思うし、しなければいけない課題だと考えている」と自身の思いを明かした。
前回のロシアW杯最終予選は、初戦でUAEに敗れた。大迫自身は欠場していたものの「少なからず(焦りは)あったと思う」とチームの雰囲気を振り返る。一方で「逆に今月、来月としっかり勝ち点を積み重ねていければ、予選突破は見えてくる。そうすれば自信を持ってプレーできる」と捉え、そのためにも「9月の2試合は、すごく大事になる」と言葉に力を込めた。
「もちろん難しい戦いだと思う。ただ難しくても、アジアの最終予選は勝たなければいけない。それだけの選手がそろっていると思うので、相手はありますが、しっかり自分たちのことに集中して取り組むだけ」
ドイツでの経験をJリーグに還元しようとしているストライカーが、まずは日本代表を勢いに乗せるべく、勝利へのゴールを追い求める。