上写真=カタールW杯に向けたアジア最終予選は9月にスタートする(写真◎Getty Images)
非常に力のあるチームばかり(森保一監督)
アジア2次予選を勝ち上がった12チームが臨む最終予選の組分け抽選会が行なわれ、日本はグループBに入った。同居するのは、オーストラリア、サウジアラビア、中国、オマーン、ベトナム
に決まった。
今回の抽選に先立ち、最終予選に臨む12チームは6月18日発表のFIFAランクに従って以下の通りに6つのポッド分けられていた。同ポッドの国同士は対戦せず、各ポッドから1チームずつがそれぞれグループAとBに分けられる仕組みだ。ランキング上位の日本はイランと同じポッド1で、以下、ポッド2:オーストラリアと韓国、ポッド3:サウジアラビアとUAE、ポッド4:イラクと中国、ポッド5:オマーンとシリア、ポッド6:ベトナムとレバノンとなっていた。そして日本は前述の通りの6チームで本大会行きの切符を争うことになった。
今回の組分けは見れば分かる通り、強豪がひしめく。オーストラリアとは前回のロシアW杯予選でも前々回のブラジルW杯予選でも、2010年の南アフリカW杯を目指す戦いでもしのぎを削った。サウジアラビアも前回予選ではホームで勝利を飾り、W杯出場決定後、消化試合とアウェーゲームでは敗れた。中国、オマーン、ベトナムも着実に力をつけており、油断は大敵だ。
抽選後のAFCの会見に出席した森保一・日本代表監督は「たくさんの日本のために戦う覚悟をしてくれています。W杯に出たいという思いでレベルの高いポジション争いをしているので選ぶのが大変ですが、そのときのベストなチーム編成で臨みたい」「一戦一戦、大切に目の前の試合に向けて最善の準備をして、勝利に向かって戦いを挑んでいきたい。当たり前のことを当たり前に実践できるように(選手に)求めたいと思います」「非常に力のあるチームばかりだと思いますので、われわれもベストを尽くして戦いたい」と最終予選に向けて意気込みを語った。
最終予選は9月から来年3月までホーム・アンド・アウェー方式で行なわれる予定。年内に6試合、3月末までにに4試合を戦い、日本は7大会連続のW杯出場を目指す。
◆カタールW杯アジア最終予選・組分け
・グループA:イラン、韓国、UAE、イラク、シリア、レバノン
・グループB:日本、オーストラリア、サウジアラビア、中国、オマーン、ベトナム