上写真=女子ワールドカップの抽選会はニュージーランドのオークランドで開催された(写真◎Getty Images)
スペインとは11月のテストマッチが「前哨戦」
池田太監督率いるなでしこジャパンの目標は、「もう一度、世界一へ」。2023年7月20日から始まる女子ワールドカップの組み合わせ抽選の結果、日本はスペイン、コスタリカ、ザンビアと戦うグループCに入ることが決まった。
「身の引き締まる思いです」
池田監督は対戦相手が決まって、よりリアルに大会を見据えていく決意を口にした。
「スペイン、コスタリカは男子も対戦するので、不思議な縁です。気持ちの高ぶりを感じます。一つひとつ、チーム作りを積み上げて、大会に向かっていければと思っています」
対戦順は、FIFAランク81位で大会初出場のザンビア、同37位で2大会ぶり2度目の出場のコスタリカ、そして同6位と日本の11位よりも上で、3大会連続3度目の出場となるスペイン、となる。
「初戦は大会の入りということで、初出場のザンビアに対していい準備をしていかなければいけない。3戦目のスペインに対しては、それまでの戦いを見ることができるから、いい準備ができると思います」
池田監督の言葉通り、まずはザンビアに力の差を見せつけて勝ち、コスタリカ戦でも連勝して、グループ最強のスペイン戦に臨む青写真だ。そのスペインは11月15日スペインのセビージャでテストマッチを組んだ相手だが、池田監督は「対戦することで見えてくるものもある」と、直接対決でワールドカップでの勝利のきっかけをつかむつもりだ。
今回はオーストラリアとニュージーランドの共同開催となるが、日本はニュージーランドでの戦いとなった。勝ち進めば準決勝までニュージーランドで、決勝だけオーストラリアのシドニーに乗り込む形に。池田監督はさっそく「明日、あさってとベースキャンプ地を決めて、移動の距離感をつかむための視察をしてしっかり見ていきたい」と、準備を進めていく。
【日本の予定】
7月22日 ザンビア女子対日本女子(ハミルトン/ニュージーランド)
7月26日 日本女子vsコスタリカ女子(ダニーデン/ニュージーランド)
7月31日 日本女子vsスペイン女子(ウェリントン/ニュージーランド)
【ノックアウトステージ日程】
〈ラウンド16〉
8月5日 1位通過の場合=ウェリントン/ニュージーランド
2位通過の場合=オークランド/ニュージーランド
〈準々決勝〉
8月11日 1位通過の場合=オークランド/ニュージーランド
2位通過の場合=ウェリントン/ニュージーランド
〈準決勝〉
8月15日 オークランド/ニュージーランド
〈3位決定戦〉
8月19日 ブリスベン/オーストラリア
〈決勝〉
8月20日 シドニー/オーストラリア
女子ワールドカップ組分け
〈グループA〉
ニュージーランド、ノルウェー、フィリピン、スイス
〈グループB〉
オーストラリア、アイルランド、ナイジェリア、カナダ
〈グループC〉
スペイン、コスタリカ、ザンビア、日本
〈グループD〉
イングランド、プレーオフグループB勝者、デンマーク、中国
〈グループE〉
アメリカ、ベトナム、オランダ、プレーオフグループA勝者
〈グループF〉
フランス、ジャマイカ、ブラジル、プレーオフグループC勝者
〈グループG〉
スウェーデン、南アフリカ、イタリア、アルゼンチン
〈グループH〉
ドイツ、モロッコ、コロンビア、韓国