日本サッカー協会(JFA)は13日、千葉県内で記者会見を開き、『FIFA 女子ワールドカップ・オーストラリア&ニュージーランド2023』に臨む日本女子代表(なでしこジャパン)のメンバー23人を発表した。

上写真=女子W杯は7月20日開幕。日本は22日、ザンビアと初戦を戦う(写真◎Getty Images)

海外組は過去最多9人

 メンバー発表会見に臨んだ池田太監督は今回の選考にあたり、重視した点を問われ「総合的に考えました。活動している中でのその時のパフォーマンス、どういったことを示してくれたか。それを踏まえ、所属チームでの状況、W杯での戦い、ピッチ上、ピッチ外、さまざまなシミュレーションした中で決めた」と語った。

 下記のリストにあるように、今回のメンバーからは長らくなでしこジャパンを支えてきた岩渕真奈が外れている。その理由について他の選手と同様に「さまざまな点を考慮した上での決断」と指揮官は説明。現時点のベストを編成したと強調し、その上でこれまでの貢献については「感謝の思いが私の中にあります」と話した。

 昨年コスタリカで開催されたU−20女子ワールドカップで準優勝を果たしたメンバー、石川、藤野、浜野の3人組み込み、15年大会は6人、19年大会は2人だった海外組も9人と過去最多となった。指揮官は「このメンバーで頂点を目指していきたい」と意気込みを語った。

 また、現時点で大会について放映局が決まっていない状況について、会見に同席した田嶋幸三会長が説明。各国協会とも意見交換をしており、JFAの立場として直接的に中継局などに働きかけることはないとしながらも、試合が見られない状況には「懸念を抱いている」とコメント。大会まで1ヶ月あまりと時間が限られる中でも、期待を口にした。

なでしこジャパン・女子W杯招集メンバー
▼GK
山下杏也加(I神戸)
平尾知佳(新潟L)
田中桃子(東京NB)

▼FP
熊谷紗希(ローマ/イタリア)
猶本 光(浦和)
田中美南(I神戸)
三宅史織(I神戸)
清水梨紗(ウェストハム/イングランド
清家貴子(浦和)
守屋都弥(I神戸)
長谷川唯(マンチェスター・C/イングランド)
杉田妃和(ポートランド・ソーンズ/アメリカ)
林穂之香(ウェストハム/イングランド)
南 萌華(ローマ/イタリア)
長野風花(リバプール/イングランド)
千葉玲海菜(千葉L)
植木理子(東京NB)
宮澤ひなた(マイ仙台)
高橋はな(浦和)
遠藤 純(エンジェル・シティ/アメリカ)
石川璃音(浦和)
藤野あおば(東京NB)
浜野まいか(ハンマルビー/スウェーデン)

『なでしこジャパン・女子W杯GS日程』
▼7月22日(土):日本時間16時
・ザンビアvs日本
▼7月26日(水):日本時間14時
・日本vsコスタリカ
▼7月31日(月):日本時間16時
・日本vsスペイン

『女子W杯2023・GS組分け』
◎グループA
ニュージーランド(5大会連続6度目)
ノルウェー(9大会連続9度目)
フィリピン(初出場)
スイス(2大会ぶり2度目)

◎グループB
オーストラリア(8大会連続8度目)
アイルランド(初出場)
ナイジェリア(9大会連続9度目)
カナダ(8大会連続8度目)

◎グループC
スペイン(3大会連続3度目)
コスタリカ(2大会ぶり2度目)
ザンビア(初出場)
日本(9大会連続9度目)

◎グループE
アメリカ(9大会連続9度目)
ベトナム(初出場)
オランダ(3大会連続3度目)
ポルトガル(初出場)

◎グループF
フランス(4大会連続5度目)
ジャマイカ(2大会連続2度目)
ブラジル(9大会連続9度目)
パナマ(初出場)

◎グループG
スウェーデン(9大会連続9度目)
南アフリカ(2大会連続2度目)
イタリア(2大会連続4度目)
アルゼンチン(2大会連続4度目)

◎グループH
ドイツ(9大会連続9度目)
モロッコ(初出場)
コロンビア(2大会ぶり3度目)
韓国(3大会連続4度目)


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