上写真=左から、菅澤優衣香、池田咲紀子、南萌華、塩越柚歩。東京オリンピックのメンバー入りを果たした浦和Lの4人が金メダルを目指す(写真提供◎三菱重工浦和レッズレディース)
GK池田咲紀子「一番の仕事はゴールを守ること」
「選ばれたメンバーはいろいろな人の思いを背負って戦う責任があります。素晴らしい選手がたくさんいるので、いいところをみんなで出して、つらいときには支え合って、1試合1試合全力で、100パーセントの力を出し切って戦えればと思います」
「試合に出てチームの力になりたい思いが強いので、時間は少ないですけれど残り時間でチームにできることを考えながら過ごしたいと思います。チームとしてまとまって戦うことが必要で、自分が自分が、となりすぎないようにはしたいと思っていますが、自分が頑張ればチームのためになるので、バランスを取ってできればと思っています」
「キーパーの一番の仕事はゴールを守ることで、そこは必ず果たさなければいけません。そこがベースにあってから攻撃につながる部分があるので、自分自身もしっかりシュートストップで仕事をするのが一番です」
DF南萌華「連係でもリーダーシップを持って」
「期待や応援を力に変えてプレーしたいと思います。恩返しできる場として東京オリンピックでプレーできることが何より幸せですし、自分ができる最大限のことができればと思います」
「まずはグループリーグを突破することがチームとしての目標で、1試合1試合に全力を注いで戦うことが大事です。個人的にはディフェンダーなので失点しないことが勝利につながりますし、目の前の相手に負けないように、連係でもリーダーシップを持って声をかけながら戦いたいと思います」
「オリンピックは過酷な日程で進むので、チーム力が大事になってくると思います。年齢的にも若い方ですが、チームの中で埋もれてしまうのではなくて盛り上げていけるようになればと思っています。レッズのときのような明るさと雰囲気をしっかり代表に持ち込んで、プレーだけではなくオフの部分でも盛り上げていければいいと思っています」
MF塩越柚歩「日本を背負って戦う責任と覚悟を」
「ここまで来ることができるとは思っていなかったので、びっくりして実感が沸かなかったんですけど、親も喜んでくれて、周りの方からのメッセージが来て実感が湧いています。素直にうれしい気持ちと、日本を背負って戦う責任と覚悟を持って戦います」
「この18人の中で恐らく経験も一番少ないと思いますし、なでしこジャパンのキャンプに選ばれて私が一番間もないので、信頼関係やコンビネーションを高めないと自分の良さは出てこないと思います。たくさんの選手と信頼関係を結んで、試合で信頼してもらえるようにすることが大事だと思っています」
「オリンピックが延期したことでメンバーに選んでもらったのは絶対にあると思います。ラッキーガールというのは自分自身でいい言葉というかうれしい言葉だと思っていて、(6月10日のテストマッチ)ウクライナ戦で初めて2点取れたように、この選手は持ってるなという存在は絶対に必要だと思うし、出たら何かが起こりそうな期待を持たれる選手になりたいと思います」
FW菅澤優衣香「チームを助けられる得点を」
「本当に名前を呼ばれた瞬間は安心しました。いろいろな方に選ばれるだろうと思っていただいたかもしれませんが、自分自身は自信が持てていませんでした。最後までわからないと思っていたので、呼ばれたときは安心しました」
「周りを生かしながら、最終的に自分がゴールに向かうプレーをしていきたいと思っています。チームを助けられる得点を挙げるプレーをしたいです」
「いままで出るチャンスが2回ありましたけど、ケガで逃してしまっていました。今回やっと、自分自身でチャンスをつかめたので、つかめたからには結果を残していきたいですし、自分がいままでやってきたことを思いっきりアピールしたいと思います」
▼三菱重工浦和レッズレディース 日本女子代表東京オリンピック登録メンバー
GK 1 池田咲紀子 1992年9月8日 168cm/60kg 18試合 20失点
DF 5 南 萌華 1998年12月7日 172cm/62kg 15試合 1得点
MF 13 塩越柚歩 1997年11月1日 166cm/54kg 3試合 2得点
FW 9 菅澤優衣香 1990年10月5日 169cm/62kg 75試合 24得点
※ポジション、背番号、名前、生年月日、身長/体重、国際Aマッチ出場数、得点数(GKは失点数)