5月3日の明治安田J3リーグ第11節で、ガイナーレ鳥取とFC琉球が対戦した。前半にFW三木直土が先制点を挙げた鳥取に対し、琉球も何度かチャンスを作ったものの生かせず。鳥取は後半に三木が2点目を決めてリードを広げると、その後の琉球の反撃をしのいで完封勝利を収め、今季2勝目で最下位を脱出した。

上写真=鳥取は63分、エリア内でパスを受けた三木が左足シュートを決め、2-0とリードを広げる(写真◎石倉利英)

■2025年5月3日 J3リーグ第11節(@Axis:観衆2,196人)
鳥取 2-0 琉球
 得点:(鳥)三木直土

第6節以来の勝利

 強い風が吹く中で前半は琉球が風上に立ったが、ロングパスが長くなるなどして良い形を作れず、多くの決定機を作ったのは鳥取。だがCKからFW富樫がヘッドで狙った17分のチャンスは琉球GK佐藤に防がれ、30分にDF丸山が右サイドを抜け出してフリーで放ったシュートも上に外れるなど、なかなかチャンスを生かせない。

 しかし32分、鳥取がようやくチャンスを生かして先制点を奪う。中央への縦パスをきっかけに複数の選手が絡んで左サイドへ展開すると、MF河村のクロスをFW三木がヘッドで合わせ、ニアサイドに決めた。

 琉球も42分にビッグチャンス。右からのクロスに飛び出した鳥取GK高麗がファンブルしたボールがゴール方向に転がり、FW成田が押し込もうとしたが、鳥取DF永野にゴールラインぎりぎりでクリアされ、同点とはならなかった。

 1-0で迎えた後半は風の勢いが収まり、鳥取がカウンターで良い形を作るシーンが増えた。63分にはFW吉田が右サイドへのロングパスに反応し、ドリブルで運んでから中央へ。タイミング良くエリア内に入ってきた三木が、ワントラップから左足でファーサイドに決めてリードを広げた。

 琉球は選手交代で流れを変えようと試み、サイドからのクロスで局面を打開しようとする。だが80分にMF永長の右からのクロスを、DF鈴木がヘッドで合わせたシュートが左へ外れるなど、最後までネットを揺らすことができなかった。

 無失点に抑えた鳥取は第6節以来の今季2勝目。勝ち点を10に伸ばし、この日敗れたアスルクラロ沼津と入れ替わって最下位を脱出した。

取材・写真◎石倉利英

▼出場メンバー
・鳥取: GK高麗稜太、DF丸山壮大、永野修都、二階堂正哉、大嶋春樹、MF小澤秀充(71分:藤田一途)、東條敦輝(71分:普光院誠)、曽我大地、河村匠、FW三木直土(80分:半田航也)、富樫佑太(62分:吉田伊吹)

・琉球:GK佐藤久弥、DF荒木遼太、菊地脩太、鈴木順也、藤春廣輝、MF茂木駿佑(57分:永長鷹虎)、佐藤祐太、岩本翔(71分:平松昇)、永井颯太(79分:岩渕良太)、富所悠(57分:佐藤未勇)、FW成田安里(71分:高木大輔)


This article is a sponsored article by
''.