上写真=古巣対戦に臨んだ髙尾。前節に続く2試合連続得点を狙ったが、シュートゼロに終わった(写真◎石倉利英)
■2025年3月2日 J3リーグ第3節(@Axis:観衆2,086人)
鳥取 1-1 八戸
得点:(鳥)半田航也
(八)音泉翔眞
「少ないチャンスでどう決めるか」
鳥取の今季ホーム開幕戦に、八戸の選手として乗り込む。今季から新天地で96番を背負う髙尾は「(日程が発表されたときから、鳥取で試合をするのを)楽しみにしていました」と振り返った。
飯塚高(福岡)から2022年に鳥取に加入し、1年目はJ3リーグ15試合に出場して2得点を奪った。だが23年は12試合、昨季は15試合に出場して無得点に終わり、契約満了に。Jリーグ合同トライアウトへの参加を経て今季、八戸に加入した。
新天地では、いきなり結果を出した。八戸は第1節が4月開催のため、2月23日の第2節がシーズン初戦。FC岐阜とアウェーで対戦し、後半アディショナルタイムの90+4分に髙尾が鮮やかな右足ボレーシュートを決め、1-0の白星スタートを切っていた。
勢いに乗って古巣との対戦を迎え、1-1で迎えた64分から途中出場したが、なかなか良い形を作れなかった。結局シュートゼロに終わり、「チームのスタイルから考えてチャンスが少ないのは分かっているので、その少ないチャンスでどう決めるかを、もっと追求していきたい」と振り返った。
初戦からのアウェー連戦を1勝1分けで乗り切った八戸は次節、3月9日のホーム開幕戦でSC相模原と対戦する。今後もチームに貢献していくために必要なことは、との問いに「ゴールです」と即答したストライカーは、「どんなプレーというよりも、ゴールで自分の価値を示すしかないと思っているので、とりあえずゴールです」と力強くコメントした。
取材・写真◎石倉利英