3月31日の明治安田J3リーグ第7節で、ガイナーレ鳥取とヴァンラーレ八戸が対戦した。それぞれゴール前でのチャンスは作ったものの、双方の守備陣の奮闘もあって最後まで得点は生まれず。鳥取は今季初の無失点、八戸は今季初めてアウェーで勝ち点獲得とそれぞれ収穫もあったが、スコアレスドローに終わった。

上写真=今季初めて米子市で行なわれた鳥取のホームゲームはスコアレスドローに終わった(写真◎石倉利英)

■2024年3月31日 J3リーグ第7節(@ヤジン:観衆2,805人)
鳥取 0-0 八戸

「何とか勝ち点3を取りたかったですが、残念です」

 鳥取が練習拠点としているオールガイナーレYAJINスタジアムでの今季初試合。前半は八戸がDF蓑田のミドルシュートやFWオリオラ・サンデーのドリブル突破などでゴールに迫り、鳥取はセットプレーでチャンスを作るものの、どちらも得点には至らない。30分には鳥取がCKから波状攻撃を見せ、MF普光院がエリア内から右足で狙ったが、八戸GK大西に防がれた。

 0-0で迎えた後半は鳥取がボールを持つ時間が増え、MF世瀬や普光院がミドルシュートを放つも、やはり得点は生まれない。終盤には選手交代で攻撃の勢いが増したが、ゴール前でのプレーが精度を欠き、スコアレスの状態が続いた。

 今季ホーム初勝利を目指す鳥取は90分、エリア内での相手のクリアミスがFW髙尾に渡ったが、シュートは八戸の守備陣がブロック。こぼれ球を拾ったMF松木が右足で狙う最大の決定機を迎えたが、ゴール左に外れてしまう。さらに5分と表示された後半アディショナルタイムも懸命にゴールを目指したが、八戸の守備陣も踏ん張り、0-0で試合終了となった。

 鳥取は今季初の無失点、八戸は今季3戦全敗だったアウェーで初の勝ち点獲得と収穫もあったが、勝利はならず。鳥取の林健太郎監督は「何とか勝ち点3を取りたかったですが、残念です」と今季ホーム初勝利を逃した心境を語り、八戸の石﨑信弘監督は「チャンスもあり、ピンチもあり、という試合でしたが、チャンスを確実に決められるようにやっていかなければいけない。なかなかアウェーで点が取れていないことが反省点」と課題を指摘していた。

取材・写真◎石倉利英

▼出場メンバー
・鳥取:GK櫻庭立樹、DF田中恵太、大城蛍、温井駿斗、丸山壮大(89分:坂本敬)、MF東出壮太(71分:西田結平)、普光院誠、世瀬啓人、小澤秀充(81分:松木駿之介)、FW富樫佑太(81分:常安澪)、田中翔太(81分:髙尾流星)

・八戸:GK大西勝俉、DF蓑田広大、近石哲平、藤嵜智貴、MF柴田壮介、山内陸、前澤甲気、國分将、音泉翔眞、佐藤碧(65分:妹尾直哉)、FWオリオラ・サンデー(76分:雪江悠人)


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