ガイナーレ鳥取MF普光院誠が、4月24日のJリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド2回戦・浦和レッズ戦に意気込んでいる。大会方式の刷新によってJ3クラブにも門戸が開かれ、ホームでのJ1クラブとの対戦が実現した。チームの狙いであるパスワークの中心となり、ジャイアントキリングを成し遂げるべく燃えている。
上写真=今季リーグ戦全試合にフル出場している普光院。ジャイアントキリングに挑む(写真◎石倉利英)
リーグ戦は全試合フル出場
2011年から13年までJ2、14年以降はJ3で戦っている鳥取は、今回がルヴァンカップ初出場。これまでJ1クラブと対戦するためには天皇杯で勝ち上がる必要があったが、記念すべき初陣で浦和との対戦が実現した。
すでに完売している席種も多く、多数の来場が見込まれる注目の一戦。「J1のクラブと公式戦で戦える機会は少ない。これまでも、ほとんどなかったので、すごく楽しみ」と語った普光院は、「J1だからといって臆することなく、自分たちのプレーをやっていきたい」と言葉に力を込めた。
加入2年目の今季、明治安田J3リーグでは全試合フル出場。ボールを保持しながら相手ゴールを目指す今季の戦いにおいて不可欠の存在となっており、この試合も中盤の一角でどれだけ相手に脅威を与えられるかが勝敗を左右しそうだ。
無失点に抑えればPK戦で勝ち上がれるかもしれないが、得点を奪えばジャイアントキリングの可能性は高まる。「リーグ戦と同じで、ボールを持てる場面でしっかり持つこと」とポイントを挙げた普光院は、「その上でペナルティーエリア内にどんどん飛び込んでいければ、得点に絡めると思う」と自身のプレーをイメージしていた。
取材・文◎石倉利英