アスルクラロ沼津のFWブラウンノア賢信が、5月14日の明治安田生命J3リーグ第10節・ガイナーレ鳥取戦で今季リーグ戦初ゴールを決めた。試合終了間際の逆転ゴールで、公式戦2試合連続の得点。その後に追い付かれてチームは引き分けたものの、結果を残したことに確かな手応えをつかんでいる。
上写真=公式戦2試合連続となるゴールを決めたブラウンノア(写真◎石倉利英)
■2023年5月14日 J3リーグ第10節(@ヤジン:観衆:2,212人)
鳥取 2-2 沼津
得点:(鳥)牛之濵拓、富樫佑太
(沼)和田育、ブラウンノア賢信
「少し勢いに乗れていると思う」
1-1で迎えた試合終了間際の90分、沼津は自陣でのボール奪取から素早く縦にパスをつないでカウンター。右サイドを走っていたブラウンノアは、FWイゴール・ガブリエルからのパスが来たときに「ずっと背後に動き続けていたので、やっと来たなという感じだった」という。
最初のボールタッチが大きくなったものの、「瞬時にゴールキーパーをかわそうと思った」と振り返る細かいタッチで、鳥取GK糸原紘史郎をかわしてゴール。ベンチのメンバーを手招きしながらゴール裏スタンドのファン・サポーターの元に駆け寄り、喜びを分かち合った。
沼津は90+3分に追い付かれ、結果は引き分けとなったが、今季リーグ戦初ゴールで結果を残した。5月7日の天皇杯静岡県代表決定戦でも1得点しており、公式戦2試合連続ゴール。昨季のリーグ戦は29試合に出場して2得点で、「去年からあまり点を取れていなかったですが、取ることができて、少し勢いに乗れていると思う」と語る結果でチームに貢献している
2021年8月に水戸ホーリーホックからの育成型期限付き移籍で加入し(22年に完全移籍)、沼津で3年目を迎えている。5月27日に22歳となるアタッカーは「もちろんゴールもそうですが、ゴンさん(中山雅史監督)には守備も求められているので、もっとやっていきたい」と今後のさらなる活躍を誓っていた。
現地取材・写真◎石倉利英