FC岐阜は18日、所属する柏木陽介に対し、令和3年6月頃インターネット上において、生命・身体への脅迫等を含む不適切な書き込みがあったため、選手とクラブが相談の上、6月10日に所轄の警察に被害届を提出していたと公表した。容疑者が特定されたことと、再発防止のために今回の一件を発表するに至ったと説明している。
上写真=インターネット上で悪質な書き込みをした容疑者が特定したと報告した柏木陽介(写真◎J.LEAGUE)
絶対に許されるものではない
FC岐阜は今季、浦和から加入した柏木に対し、6月ごろにインターネット上で『生命・身体への脅迫等を含む不適切な書き込みがあった』とし、6月10日に所轄の警察に被害届を提出。容疑者が特定されたこと、そして再発防止の考えから今回、その事実を発表した。
クラブは今回の件に関して以下の通りの声明を出している。
『当該投稿内容は、当クラブの選手個人に対して行なわれたもので、個人やクラブとしては極めて卑劣な内容であり到底許されるものではありません。Jリーグ及びJクラブでは、差別や暴力のない世界を目指して定期的に各種の啓発活動を実施しているにも関わらず、その中でこのような事案が発生したことは誠に残念であります。
当クラブとしましては、今後も同種の事案に対しては毅然と対応していくとともに、差別や暴力のない社会の実現に向けて取り組んで参ります』
また、被害に遭った柏木陽介もコメントを発表した。
「インターネット上に書き込みされた事案で僕自身や家族は不安に感じておりました。この度、容疑者が警察の捜査により特定されたことから、今後は安心して生活することができますのでご報告させていただきます。このような行為は絶対に許されるものではありませんので、人を傷つけるような書き込みが無くなるように願っています。最後になりますが、この場を借りて、通報して頂いた方に御礼を申し上げます」