ガイナーレ鳥取MF原田虹輝が、リーグ後半戦への意気込みを語った。チームは前半戦、攻守ともに精彩を欠いて最下位に低迷。中断期間中の積み上げの成果を発揮し、攻撃の中心として勝利に貢献すべく燃えている。

上写真=リーグ再開に向けて練習を重ねる原田(写真◎石倉利英)

「自分が攻撃の中心に」

 7月上旬の第15節を最後に中断期間に入っていた明治安田生命J3リーグは、8月28日と29日の第16節から再開する。原田は「試合がすごく楽しみです。中断期間に充実した練習ができたので、パワーアップした自分たちを見せたい」と待ち切れない様子で語った。

 プロ3年目の今季、川崎フロンターレからの期限付き移籍で加入し、攻撃の軸となることを期待されていた。だがコンディション調整に時間がかかって開幕当初は欠場し、戦列復帰後もチームは苦戦。第7節終了後に髙木理己前監督が解任され、金鍾成監督が就任したが、その後も勝利が遠く、前半戦は最下位(15位)で終えた。原田も14試合中10試合の出場にとどまり、本領を発揮できていない。

 鳥取は中断期間中、フィジカルトレーニングを軸とした2部練習などで徹底的に鍛え直した。「プロに入ってから2部練習が続くことはなかったので、学生時代を思い出すような厳しさがあった」と原田は振り返るが、「ここでもう一度、体づくりの基礎的なところを学ぶことができたのは大きかった。それをプレーにも、どんどん生かしていきたい」と手応えを口にする。

 28日の再開初戦は、ホームでロアッソ熊本と対戦する。後半戦の守備のポイントとして「前半戦は失点が多かったので、一つひとつの球際など細かいところにこだわって、全員で気持ちを出して守ること」を挙げた原田は、攻撃面については「もっと自分たちの特徴を出していく必要がある。前半戦は守備陣に申し訳ない気持ちが、すごく強かったので、自分が攻撃の中心となれれば」と語り、自身とチームの巻き返しを誓った。

取材・写真◎石倉利英


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