上写真=2ゴールを記録し、仙台の勝利に大きく貢献した中島元彦(写真◎J.LEAGUE)
■2024年12月1日 J1昇格プレーオフ準決勝(@ピースタ)
・長崎 1−4 仙台
得点:(長) マテウス・ジェズス
(仙)中島元彦2、エロン、郷家友太
■2024年12月1日 J1昇格プレーオフ準決勝(@NDスタ)
・山形 0−3 岡山
得点:(岡)本山遥、岩渕弘人、木村太哉
7日の決勝は岡山対仙台に決定!
ここまで負け無しのピーススタジアムでの戦いあり、引き分け以上で勝ち上がることができる状況でもあり、優位な立場にあるのはシーズンを3位で終えた長崎のはずだった。
だが、勝つしかない6位仙台の勢いに対して受けに回ってしまう。今季対戦成績で1分け1敗と負け越している事実も心理面でネガティブに作用したのかもしれない。
前半に相良竜之介のシュートが手にあたり、DFヴァウドがハンドを取られてPKを献上。これを中島元彦にど真ん中に決められて先制を許すと(31分)、後半もペースは仙台がつかむ。
53分にエロン、68分に郷家友太が加点。敵地で仙台が大きくリードすることになった。
長崎も76分にマテウス・ジェズスが1点を返すことに成功するが、アディショナルタイムに仙台の中島が自身2点目となるゴールを記録。ソリッドな守備から鋭いショートカウンターを何度も繰り出し、常に前向きな矢印をピッチで見せた仙台が4−1と快勝した。
長崎対仙台から1時間遅れでキックオフされた4位山形対5位岡山の試合も、下位チームが前半のうちにリードする展開となった。
31分に本山遥、37分に岩渕弘人が連続ゴール。敵地に乗り込んだ岡山は固い守備をベースにしながら機に臨み時に応じて敵陣に攻め入るスタイルで山形を苦しめた。
追いかける立場になった山形は後半開始から山田拓巳→岡本一真、イサカ・ゼイン→氣田亮真と2枚替えを実施。点を取りに行ったが、54分に川井歩が木村太哉との競り合いの中でファウルを取られて、一発退場。以降、山形は一人少ない中で戦うことになってしまう。
それでも終盤にかけて山形は何度か岡山ゴールに迫った。だが、一人少ないことも響いて点を取ることはできず。85分には逆に岡山のFW木村がダメ押しゴール。試合はそのまま岡山が3−0で勝ち切り、一昨年(2022年)のプレーオフで敗れた相手にリベンジしてみせた。
この結果、J1昇格プレーオフ決勝のカードは岡山対仙台に決定。岡山の初昇格か、仙台の4年ぶり復帰か。運命の一戦は12月7日に行われる。