上写真=6月度のJ2月間MVPはエリキが受賞! スタートダッシュに貢献した2・3月度に続き、早くも今季2回目の受賞となった(写真◎J.LEAGUE)
チームを助けるために、守備でも貢献したい
――6月度のJ2『明治安田生命Jリーグ KONAMI月間MVP』を受賞されました。おめでとうございます!
エリキ アリガトウゴザイマス! とてもうれしいですし、再びこのような賞を受け取ることができて、本当に幸せです。
――今季4回目の選考で早くも2回目の受賞です。
エリキ 珍しいと思いますし、難しく、決して簡単なことではないでしょう。名誉ある賞をいただいて、チームメイトやクラブ関係者に感謝したいです。
――トロフィーも今季2つ目となりました。2・3月度のトロフィーは自宅に飾っているのですか?
エリキ 前回のトロフィーは日本の自宅に飾っています。横浜F・マリノス時代に受賞したJ1月間MVP(2021年9月度)のトロフィーや、ブラジル時代の個人賞のトロフィー、過去にプレーしたクラブのユニフォームなどは、ブラジルの自宅に飾ってあるんですよ。家族や親戚、友人たちと一緒に見ながら、当時の思い出を語り合ったりしています。
――J2月間MVPのトロフィーのデザインは気に入っていますか?
エリキ はい、とても素晴らしいトロフィーです。シーズン終了後にブラジルに持って帰るとき、2つスーツケースに入れたら重いでしょうね(笑)。
――6月の4試合で特に印象に残っている試合・ゴールは?
エリキ 6月の4試合は自分にとって、どれも特別なものでした。ホーム、アウェーともインテンシティーが高く、チームにとっても私にとっても難しい試合が続いたからですが、その中でも栃木SC戦(6月18日の第21節・△1-1)で決めた同点ゴール(78分)は、特に印象に残っています。チャン・ミンギュとのワンツーから決めたもので、チームにとって重要な得点となり、私も自信になりました。
――サイドからの攻撃が多い町田で、あのような中央突破からの得点は、あまり多くありませんね。
エリキ そのとおりで、中央を崩す形は私たちにとって珍しいです。ああいう難しい試合では、創造性のあるプレーが非常に重要になる。町田には能力の高い選手がそろっているので、パーフェクトなコンビネーションだったと思います。
――第25節終了時点でリーグ最少の17失点という堅守も好調の要因です。エリキ選手も前線からの守備で貢献していますね。
エリキ サッカーはチームスポーツです。町田のサッカーはGKからDF、MF、FWまで全員がつながることが大事で、特にポジショニングが重要になります。全員でまとまって相手のパスコースを消し、プレッシャーをかけてボールを奪って、素早く攻撃に転じる。それが我々のサッカーです。私にとって守備は簡単なことではなく、難しさもありますが、チームメイトやスタッフのサポートを得ながら、町田のサッカーにフィットしていくことにトライしています。チームを助けるために攻撃だけでなく、守備でも貢献したいです。