2月26日の明治安田生命J2リーグ第2節で、ファジアーノ岡山と清水エスパルスが対戦。前半からお互いにチャンスを作るものの、両チームの守備陣の好プレーやシュート精度の低さで最後まで得点なく、スコアレスドローで勝ち点1を分け合った。

上写真=29分、ゴールエリア近くまで持ち込んだ清水MFカルリーニョス・ジュニオが右足で狙ったが、上に外れて決まらず(写真◎石倉利英)

■2023年2月26日 J2リーグ第2節(@Cスタ:観衆15,695人)
岡山 0-0 清水

・岡山メンバー◎GK山田大樹、DF河野諒祐、ヨルディ・バイス、柳育崇(90+5分:濱田水輝)、鈴木喜丈、MF田中雄大(36分:高木友也)、ステファン・ムーク(79分:仙波大志)、輪笠祐士、木村太哉(90+5分:田部井涼)、FWハン・イグォン(90+5分:福元友哉)、櫻川ソロモン

・清水メンバー◎GK権田修一、DF吉田豊、高橋祐治、鈴木義宜、山原怜音、MF松岡大起、ホナウド、北川航也(82分:岸本武流)、カルリーニョス・ジュニオ(76分:西澤健太)、FWディサロ燦シルヴァーノ(76分:神谷優太)、チアゴ・サンタナ(90+7分:森重陽介)

岡山は8本、清水は13本のシュートも実らず

 岡山の今季ホーム開幕戦は、悲願のJ1初昇格を狙う岡山と、1年でのJ1復帰を目指す清水、両クラブのファン・サポーターの熱気を示すかのように、2日前の時点で車いす席を除いてチケットが完売。シティライトスタジアムには岡山のホームゲーム史上5番目に多い1万5695人が詰めかけた。

 最初にビッグチャンスをつかんだのは岡山。18分、MF木村の左からのセンタリングに飛び込んだMFステファン・ムークがヘッドで合わせたが、清水GK権田がファインセーブ。こぼれ球に岡山MF田中雄大が飛び込んだものの、右足でのシュートはバウンドが合わずに上に外れた。

 清水も29分、左サイドに流れてロングパスを受けたFWチアゴ・サンタナから、さらに後方から走り込んできたMFカルリーニョス・ジュニオにパスが通る。エリア内で1人をかわして至近距離から右足で狙ったが、上に外れて決まらなかった。

 清水はその後も、チアゴ・サンタナやMF松岡が中長距離からゴールを脅かす。岡山も43分にゴール前のこぼれ球を木村がつなぎ、ステファン・ムークが右足で狙ったが、クロスバーに当たり、こぼれ球をFWハン・イグォンがヘッドで狙うも、GK権田がしっかりキャッチした。

 後半も両チームは積極的にゴールを目指す。52分、清水は左からのセンタリングをMF北川がヘッドで合わせたが、右上を突いたシュートは岡山GK山田がわずかに触り、クロスバーに当たった。清水は69分にもMFホナウドがチアゴ・サンタナとのワンツーでゴール前に入り込んだが、右足シュートはGKの正面を突く。

 岡山は83分にFW櫻川が右足でシュートを狙うも、清水DF鈴木がブロック。87分には清水のホナウドの右足ミドルシュートがゴール右下を捉えたが、GK山田がセーブした。最終的に岡山は8分、清水は13本のシュートを放ったが、両守備陣の好プレーもあって最後まで得点は生まれず、試合終了のホイッスルが鳴った。

 試合後、岡山の木山隆之監督は「3ポイントを取りたかったですし、取れる可能性を示す試合はできたのかなと思う。ただ、それをしっかり結果に変えていくことができるようになるために、またトレーニングから頑張らなければいけない」とコメント。水戸ホーリーホックとの開幕戦に続いて2試合続けて0-0の引き分けに終わった清水のゼ・リカルド監督は「立ち上がりから非常に多くのチャンスを作ったが、ゴールが決まらずに終わったことは残念」と語った。

現地取材・写真◎石倉利英


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