ロアッソ熊本は8月10日、FC東京からMF平川怜を完全移籍で獲得したことを発表した。平川はFC東京のアカデミー出身のボランチで、決意の移籍となった。大木武監督の下でそのセンスが開花するか。

上写真=FC東京で育った平川怜が熊本へ覚悟の完全移籍(写真◎J.LEAGUE)

「覚悟を決めてチャレンジしようと」

 J2昇格の年に第30節終了時点で6位と、J1昇格プレーオフ圏内に食い込むロアッソ熊本。さらなる上昇のために、FC東京で未来を嘱望されてきたMF平川怜の獲得に成功した。

 平川は年代別代表の常連で、攻撃センスに魅力あるボランチ。FC東京のアカデミーから育ってきて、鹿児島ユナイテッドFC、松本山雅FCへの期限付き移籍の経験はあるが、今回は完全移籍だけに、覚悟の決断となる。

 熊本のファン・サポーターにはクラブを通じてあいさつ。

「ロアッソ熊本のファン・サポーターの皆さん。
 FC東京から加入することになりました平川怜です。
 とても魅力的なサッカーをするこのクラブの一員になれてとても嬉しく思います。
 このクラブとともに上をめざして日々全力を出していきます。これからよろしくお願いします」

 FC東京のファン・サポーターには、感謝と悔しさと覚悟を口にした。

「FC東京のファン・サポーターのみなさん。
 この度、ロアッソ熊本に完全移籍することになりました。
 FC東京U-15むさし、FC東京U-18、そしてトップチームで約10年間、本当にお世話になりました。
 アカデミー時代から関わってくださったスタッフのみなさん、そして応援してくださったファン・サポーターの方々に味の素スタジアムのピッチで躍動する姿を見せる事ができず、とても残念で、悔しい気持ちです。
 このクラブを離れることは自分のサッカー人生で一番大きな決断でした。ただ、自分自身も変化しなければいけない時だと思い、覚悟を決めてチャレンジしようと思いました。
 ここで味わったさまざまな思いや経験を、次のステージで全てぶつけ、一回りも二回りも選手として成長できるように頑張ります。 あらためてファン・サポーターのみなさん、ありがとうございました」

**平川 怜(ひらかわ・れい)
・ポジション:MF
・生年月日:2000年4月20日
・出身:東京都調布市
・身長/体重:176cm/72kg
・経歴:上ノ原SC - FC東京U-15むさし - FC東京U-18 - FC東京 - 鹿児島ユナイテッドFC - FC東京 - 松本山雅FC - FC東京
・代表歴:2015年U-15日本代表、2016年U-16日本代表、2017年U-17日本代表(FIFA U-17ワールドカップインド2017出場)、2018年U-18日本代表、U-19日本代表、2019年U-20日本代表
・出場記録(2022年8月10日時点)
J1通算:6試合0得点
J2通算:26試合0得点
J3通算:53試合3得点
カップ戦通算:8試合0得点
天皇杯通算:2試合0得点


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