大分トリニータは12月23日、2022シーズンの監督に下平隆宏氏が就任することを発表した。片野坂知宏前監督が積み上げたスタイルを継承するには適任。1年でJ1へ復帰する目標へ、「全身全霊を注ぎます」と宣言した。

上写真=下平隆宏新監督が大分の次の進化に着手する(写真◎J.LEAGUE)

「戻るべき場所に戻る」

 下平隆宏監督はこれまで、柏レイソル、横浜FCでトップチームの監督を務めてきた。ボールを大事にしてしっかりつなぎながら前進していくスタイルは、片野坂知宏前監督が積み上げてきたものと共通の方向性にあると言え、継承するには適任だと言えるだろう。

 12月19日の天皇杯決勝ではあと一歩のところで敗れたものの、浦和レッズを追い詰めて準優勝という結果を残し、主力選手も続々と残留を発表するなど、チームを取り巻く空気は前向きだ。これまでのベースに下平監督がさらに上積みして、1年でJ1に復帰するミッションに挑むことになる。

 下平監督はその意欲をクラブを通じてファン・サポーターに明かしている。

「2022シーズンより大分トリニータの監督に就任させて頂くことになりました下平隆宏です。
 ファン、サポーター、大分県民に愛されているクラブで、監督として指揮をとれることに大変光栄に感じています。
 片野坂前監督がここまで築き上げてきたこの素晴らしいチームを引き継ぐのは、大きな重責を担いますが、大分トリニータの為に全身全霊を注ぎますのでよろしくお願いします。
 J1復帰に向け残留してくれた選手、新しく加入する選手、そしてスタッフ、クラブ関係者、全ての大分トリニータに関わる方々と共に、一致団結して1年でのJ1復帰を目指します。
 これからも、ファン、サポーターに愛され、スポンサーの皆様や大分県民の活力になれるようなチームを目指し、そして、戻るべき場所に戻る為に戦い抜きますので、これからどうぞよろしくお願いします」

下平隆宏(しもたいら・たかひろ)
■ポジション:トップチーム監督
■出身地/国籍:青森県
■生年月日:1971年12月18日
■選手歴:青森県立五戸高(1987~1989年)- 日立製作所(1990~1992年)- 柏レイソル(1993~2000年)- ユベントスFCプリマベーラ(イタリア)(1994年2月~5月)- FC東京(2001~2002年)- 柏レイソル(2003~2004年)
■指導歴:柏レイソル スカウト(2005~2008年)- 柏レイソル U-18 コーチ(2009年)- 柏レイソル U-18 監督(2010~2015年)- 柏レイソルトップチーム ヘッドコーチ(2016年1月~3月)- 柏レイソルトップチーム 監督(2016年3月~2018年5月)- 柏レイソル 強化チームダイレクター(2018年5月~2018年12月)- 横浜FCヘッドコーチ(2019年1月〜2019年5月)- 横浜FC監督(2019年5月~2021年4月)


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