1月12日、アルビレックス新潟は長谷川巧が期限付き移籍先のツエーゲン金沢から復帰することを発表した。2シーズンの「武者修行」で得た経験を、J1昇格を目指す古巣に戻って発揮するつもりだ。

上写真=長谷川巧が2年半の「修行」を経て、新潟に帰ってきた!(写真◎Getty Images)

「他のクラブで成長した姿をお見せできるよう」

 長谷川巧は中学生年代からアルビレックス新潟のアカデミーで育ち、2018年7月からザスパクサツ群馬に育成型期限付き移籍、2019年から2シーズン、ツエーゲン金沢に期限付き移籍していた。2年半ぶりの「故郷」への復帰で、新潟のファン・サポーターにメッセージを寄せている。

「ツエーゲン金沢から復帰することになりました。アルビレックス新潟でプレーさせてもらえることに感謝しています。2年半、他のクラブで成長した姿をお見せできるよう、チームの目標のJ1昇格に貢献できるように覚悟を持って闘います! 応援よろしくお願いします!!」

 金沢の2年間では、元新潟監督の柳下正明監督に鍛え上げられ、攻守に一回り大きくなった。実は新潟ではリーグ戦の出場がなく、群馬でJ3に3試合、金沢でJ2に計58試合に出場してきた。まさに期限付き移籍の目的である試合経験をしっかり積んで帰ってきただけに、「新潟デビュー」とそこからの活躍に期待は高まる。

 新潟の右サイドバック事情は、レギュラー格の新井直人がセレッソ大阪へ移籍して後継争いは激化。昨季は新井が負傷で離脱する間に田上大地がコンバートされてフィットし、早川史哉、大本祐槻もポジション争いに絡んだ。今季はここに長谷川巧が挑戦する格好になるが、金沢での「武者修行」を経てレベルアップを果たしており、いきなり熱いポジション争いが繰り広げられそうだ。

 長谷川は金沢で貴重な経験を手にした2年間でお世話になった人たちに、感謝のメッセージを残した。

「2年間本当にお世話になりました。
 一昨年大怪我をした時もサポーターの方に温かい声をかけて頂き、それを励みにリハビリを頑張ることができ、去年無事に復帰することができました。本当に感謝しています。
 ツエーゲン金沢の選手として試合に出ることができて本当に幸せでした。
 最後にこの場をお借りして、監督をはじめチームスタッフの皆さん、選手の皆さん、そしてファン・サポーターの皆さん、ツエーゲン金沢に関わる全ての皆様に感謝を申し上げます。
 2年間本当にありがとうございました!!!」

長谷川巧(はせがわ・たくみ)
■ポジション:DF
■生年月日:1998年10月6日
■身長/体重:179cm/68kg
■出身地:新潟県


This article is a sponsored article by
''.