上写真=2021年シーズンは金沢で戦うことになった瀬沼優司(写真◎Getty Images)
良い時も悪い時もともに
そのキャリアの中で最もゴールを挙げたのは2016年のJ2愛媛時代。二桁得点を挙げた。翌年、山形に移籍し、9得点。ただ、それ以降は出場数の減少に伴い、ゴール数が伸び悩んでいるが、チャンスメイクや守備面に磨きをかけてきた。
「ツエーゲン金沢の皆様。はじめまして。横浜FCから完全移籍で加入することになりました瀬沼優司と申します。僕は今まで清水エスパルス、栃木SC、愛媛FC、モンテディオ山形、横浜FCに在籍しましたが、 すべてのチームで良い経験をさせていただきました。その経験をすべてツエーゲン金沢で発揮できるように、自分にできることを精一杯やろうと思います。1年間良い時、悪い時があるかと思いますが、応援していただけたら嬉しいです。これからよろしくお願い致します」
30歳となったFWは心機一転、すべてを金沢に注ぐと誓う。また、古巣となった横浜FCとファン・サポーターに対して、愛されたプレーヤーらしく公式HPを通じて以下のように熱い思いをつづっている。
「横浜FCのサポーターの皆様。2021シーズンよりツエーゲン金沢に完全移籍する事を決めました。僕が横浜に在籍した2年半。試合に出たり出なかったりジェットコースターのようなキャリアでしたが、なかなか試合に出れない時でも常に自分がまた試合に出て活躍するのを強く願い、待っていてくれている気持ちがずっと伝わっていました。本当に心強く感謝の気持ちでいっぱいです。そのお陰で最後にサポーターの皆様と笑顔になれた事、年間MVPに選んで頂いた事、一生の思い出になりました。
三ツ沢のスタジアムには高校生の時全国選手権の1回戦で負けて僕にとって思い入れのあるスタジアムでしたが、30歳と大人になった今、みんなで力を合わせてダービーマッチに勝利できた事。またさらに青春を感じさせてもらい、より思い入れのあるスタジアムとなりました。
そしてカズさんの存在です。カズさんの隣で過ごせた2年半、僕の人生全てに良い影響を与えて頂きました。こう感じている選手は何人もいるかと思いますが、僕も1 人でもいいからカズさんのように誰かに良い影響を与えられるような選手になれるようまた努力したいという目標と、カズさんにアシストしたいとゆう目標は難しくなりましたが仲間に託して、カズさんと敵として同じピッチに立ちたいとゆう新たな目標ができました。
横浜は家族ともすぐに会え、親友にもすぐに会え、自分にとってサッカーに取り組む上での環境は最高だったかと思いますが、また、強く自分を必要としてくれたクラブで自分にできる事を精一杯やっていこうと思います。2年半応援ありがとうございました。横浜 FCのJ1 定着と来季の目標達成をずっと応援しています」
瀬沼優司(せぬま・ゆうじ)
■ポジション:FW
■出身地:神奈川県
■生年月日:1990年9月1日
■身長/体重:185cm/78kg