上写真=終盤には3バックに変更するなど、舞行龍ジェームズも臨機応変にプレーした(写真◎J.LEAGUE)
■2020年11月15日 J2リーグ第34節(@デンカS:観衆9,355人)
新潟 0-2 千葉
得点者:(千)アラン・ピニェイロ、クレーベ
「こういう試合もあるとは思います」
舞行龍ジェームズは試合直後の会見で「個人的にはもう気持ちは切り替えています」とキッパリと言う。
J1昇格へ向けて負けられないホームのジェフユナイテッド千葉戦。守備に力を割いてくる相手のアウェーの戦い方にまんまとはまってしまった格好で、セットプレーとカウンターから失点して0-2の敗戦を喫した。
「いいところはあったと思いますけど、セットプレーで失点してしまって相手のプラン通りになってしまいました。そのあともカウンターで点を取られて相手が優位に立ちました。1点目のあとはいいリズムで作れてチャンスはあったと思います。まあ、こういう試合もあるとは思います」
悪いことばかりを振り返っても仕方がない。そう訴えるかのように、舞行龍は今後につながる事象にも目を向けた。
「いいところはあって、すべてが悪くて完全にやられたという試合ではなかったです。相手も前半はチャンスがなかったし」
「(藤田)和輝は良かったし、それはチームにとって大きなプラス。みんな勝ち続けたいし誰も満足はしていない」
GK藤田がこの日も何度もファインセーブを見せて、大量失点になりそうな流れを食い止めていった。小島亨介の負傷で正GKに復帰してから好調を続ける藤田への感謝だ。
同時刻に行なわれた試合で昇格圏内の2位アビスパ福岡はレノファ山口に1-0で勝って勝ち点を積み上げたので、新潟は15もの差をつけられた。残りは8試合。
「自分たちはまだまだ信じているので、1試合1試合を大事にして台無しにすることないように、選手もサポーターとともに8試合全勝できるように頑張っていきたい」
「昇格できるなら全勝しないと無理だと思いますし、そこを目指してやっていきたい」
5連戦が終わり、1週空く。そこれ整理し直して、次節、アウェーでのツエーゲン金沢戦に臨む。曲者を相手に、もう負けることはできない。
写真◎J.LEAGUE