ファジアーノ岡山は11月1日の次節で、ジェフユナイテッド千葉とホームで対戦する。9月の前回対戦は1-2で敗戦。有馬賢二監督は細部へのこだわりを徹底しながら、雪辱の勝利への準備を進めている。

上写真=雪辱を期す戦いに向け、有馬監督も選手への言葉に熱が入る(写真◎石倉利英)

基本的なプレーを再確認

 10月29日のファジアーノ岡山の練習は、2対2や3対2などの基本的なメニューを多く消化。有馬賢二監督は、1人がドリブルのコースを限定した後の、もう1人の選手の動き方などを繰り返し指示。時折、練習を止めるなどして徹底を図っていた。

 明治安田生命J2リーグで第25節から第29節までの5連戦が終わり、次節が中7日となるタイミングで、攻守両面において大事なポイントを再確認する狙いがあった。「攻撃は、ボックスに入っていくタイミングや、ボールの動かし方。深くえぐってからのクロスや、クロスの質もそうだし、クロスの入り方も、もう少し意識して、パワーを持って入ってきてほしい」と語った有馬監督は、「クロスに対する守備も、最近3~4試合は良くなっている。守備のチャレンジ・アンド・カバーも良くなっていますが、もう一度、確認した」とメニューの意図を説明している。

 10月に消化した第24節から第29節までの6試合は、2勝4分けの無敗だった。勢いを持続させていきたい11月の初戦は、1日のジェフユナイテッド千葉戦。9月19日の第20節、アウェーで対戦したときは開始2分で失点、14分には2点目を奪われ、84分に1点を返したものの、1-2で敗れている。

 ホームでの再戦に向けて「どの試合もそうですが、自分たちが何をするかが大事」と語った有馬監督は、「やるべきことをやっておけば、あの2失点はなかった。あれで苦しくなった」と前回対戦を振り返った。「その後は試合をコントロールして、あわよくば(勝ち点獲得)、というところまでいっている」と感じただけに、「最初からスキを見せずにやっていくことに加え、自分たちの良さを出しつつ、相手の特徴をしっかり把握して、攻撃につなげていくことが大事になる」と今回のポイントを挙げている。

 指揮官は、半沢直樹よろしく「やられているからね。倍返ししないと!」と力強く語った。そのために「勝負事だから何が起こるか分かりませんが、何が起きても大丈夫なように準備していくことが大切」と強調し、雪辱の勝利を誓っている。

取材・写真◎石倉利英


This article is a sponsored article by
''.