上写真=気持ちのこもった声援に感謝、と荻原は浦和ファンに伝えた(写真◎J.LEAGUE)
自覚と責任の「7」
荻原拓也は埼玉県川越市出身、1999年11月23日生まれの20歳のDFだ。浦和ではジュニアユースからユース、トップへと進んだ選手で、U-18、U-19、U-20と年代別の日本代表の経験もある。
「ジュニアユースからずっと過ごしてきた大好きなこのクラブから離れる決断は、決して簡単ではありませんでした」
「クラブにも、ファン・サポーターのみなさんにも必要とされる選手になって必ず戻ってきます」
そんな言葉をクラブを通して浦和のファン・サポーターに残した。
アルビレックス新潟は左サイドバックがやや手薄。昨季からの中心選手、堀米悠斗は健在だが、左利きの渡邊泰基は7月27日にツエーゲン金沢に期限付き移籍したばかり。右利きの新井直人を左に回して併用するケースも多く、このポジションの補強が急務となっていた。
新潟のファン・サポーターに向けては、クラブを通して「J1昇格。自分が求めていることはそれだけです。自覚と責任を持つためにもこの背番号を希望して、理解していただいたクラブには感謝しかありません。毎試合すべての力を出し切り、チームの勝利に必ず貢献します。アルビレックス新潟サポーターのみなさん、応援よろしくお願いします!」と熱く語った。
荻原は昨年まででJ1に12試合、リーグカップに9試合、天皇杯に3試合、アジア・チャンピオンズリーグに1試合の出場経験がある。今季はJ1では清水エスパルス戦、ルヴァンカップではベガルタ仙台戦、セレッソ大阪戦でいずれも交代出場して、合計で35分の出場に留まっていただけに、試合に飢えている。新潟のJ1昇格へ向けて大きな力となりそうだ。
なお、荻原は浦和と対戦するすべての公式戦に出場することができない。