V・ファーレン長崎の手倉森誠監督が7月13日、オンラインで報道陣の取材に応じた。再開後3連勝、2月の開幕戦も含めて4連勝で首位タイと絶好調。チームの現状や今後の見通しを、得意のダジャレも交えつつ語った。

上写真=オンラインで取材に応じた手倉森監督。笑顔も多く見られた(写真◎スクリーンショット)

琉球は「攻撃力のあるチーム」

 V・ファーレン長崎は6月27日のJ2リーグ再開初戦、第2節でギラヴァンツ北九州を2-1で下すと、続く7月4日の第3節はアビスパ福岡に2-1で勝利。同11日の第4節では愛媛FCを2-0で下し、再開後3連勝と絶好調だ。2月の開幕戦では栃木SCを1-0で下しており、開幕4連勝。同じく4連勝の大宮アルディージャとは得失点差でも並び、首位タイとなっている。

 次節は今季初の水曜日開催で、15日にアウェーでFC琉球と対戦する。前節から中4日での対戦に向けた準備について、手倉森誠監督は「まずリカバリーと、試合をやってない選手のコンディションを見極めて、試合2日前の今日は、琉球のスカウティングに基づいて、負荷のかからない程度での戦術トレーニングを行なった」とコメント。琉球は2連敗中、今季1分け3敗の未勝利と結果が出ていないが、「ものすごく攻撃的なチームだと思っている。攻撃力には手を焼く相手。彼らの攻撃力を耐えしのいだ先に、必ず結果が、スキが見えてくるとチームに話した」と警戒した。

 前節は0-0で迎えた85分に、FWビクトル・イバルボが倒されてPKを獲得し、これを自ら決めて先制すると、87分にはMFカイオ・セザールがCKをヘッドで決めた。どちらも途中出場からの今季初ゴール。長崎は再開後、第2節でMFルアンが途中出場から今季初ゴールを決めると、第3節で先発になり、その第3節でFW富樫敬真が今季初ゴールを含む2得点を挙げると、前節で先発となっている。この流れを考えれば、前節で初ゴールを決めた両外国人選手が、先発出場への思いを強めても不思議ではないだろう。

 これについて手倉森監督は「結果を出したら、ぜひ『次は俺だ』と思ってほしいし、それが普通だと思う」と選手の心情について語った。その上で起用法について「選手たちには『試合のメンバーを選ぶとき、このクラブは、選手の良し悪しだけで選べるレベルではない』と話している。対戦相手もあるので、マネジメントしなければいけないし、それは監督である自分がする。どういうストーリーを描いて、どうチームを勝たせるかと考えたとき、役割に徹してもらって、結果を導きたい。それはキャンプのときから話している」との考えを明かしている。


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