7月4日、明治安田生命J2リーグは各地で第3節が開催された。前節、再開後初戦をホームで落としたジェフユナイテッド千葉は水戸ホーリーホックと対戦。前半にFW山下敬大が先制点を奪うと、後半にはMF田口泰士とFW川又堅碁が追加点を挙げ、勝利を収めた。

上写真=千葉の田口泰士がフリーキックで追加点を挙げて喜ぶ(写真◎J.LEAGUE)

■2020年7月4日 J2リーグ第3節(@Ksスタ)
水戸 0-3 千葉
得点:(水)なし
   (千)山下敬大、田口泰士、川又堅碁

水戸メンバー◎GK松井謙弥、DF前嶋洋太(84分:平田海斗)、ンドカ・ボニフェイス、細川淳矢、外山凌(46分:山谷侑士)、MF松崎快、安東輝(58分:アレフ・ピットブル)、山田康太、村田航一(78分:岸田翔平)、FW奥田晃也(58分:山口一真)、中山仁斗

千葉メンバー◎GK新井章太、DF田坂祐介、チャン・ミンギュ、増嶋竜也、下平匠、MF米倉恒貴(77分:アラン・ピニェイロ)、高橋壱晟、田口泰士、堀米勇輝(68分:船山貴之)、FW山下敬大(87分:見木友哉)、クレーベ(77分:川又堅碁)

今季初のアウェー戦で白星

 再開後初戦となった前節で勝利した水戸と、敗れた千葉が顔を合わせた。試合前は物静かなケーズデンキスタジアム水戸だったが、試合開始のホイッスルが鳴ると、両チームの選手たちの声が響いた。

 序盤は、ホームの水戸に攻め込まれた千葉だったが、自陣深くに引いて守り、ゴールを許さない。すると、6分に戦況が一変する。千葉のFWクレーベが前線でボールを奪うと、右サイドのMF米倉恒貴へパスを送る。米倉はサイドを深くえぐり、ボールを中央へ。フリーで待ち構えていたFW山下敬大が右足を振り抜き、先制ゴールが生まれた。

 0-1で迎えた後半、先にゴールネットを揺らしたのは千葉だった。55分、MF田口泰士が自ら獲得したフリーキックを直接決め、追加点を奪取する。さらに、アディショナルタイムにはFW船山貴之からパスを受けたFW川又堅碁が個人技で突破し、左足でゴールに沈めた。

 前後半に得点を重ねた千葉がアウェーで水戸を破り、J2再開後初白星を手にした。勝利した千葉の尹晶煥監督は、次のように今季2勝目を振り返った。

「今日は初のアウェー戦ということで、選手たちは高い集中力を見せてくれた。早い時間帯に先制点を挙げて、安定した試合ができたと思います。守備をしながらカウンターを狙って、追加点(を奪う)という考えを持っていた中、運よく(田口)泰士のゴール(2点目)が決まり、もっと安定して試合を運べました。さらに追加点(川又の3点目)を挙げて勝利しましたが、守備が安定していたことも、試合を通して安定した流れになったのだと思います。すべての選手を祝福したいし、この勝利をきっかけに選手はもっと自信を持ってくれればいいです。今日の1日だけは喜びを満喫したい。この1試合で終わるのではなく、次の試合もまた(勝利を)続けていくことが大事だと思います」

 2連勝を目指す千葉は、7月11日の次節でホームに栃木を迎える。

現地取材◎サッカーマガジン編集部 写真◎J.LEAGUE


This article is a sponsored article by
''.