■2018年6月16日 J2リーグ第19節
東京V 3-1 京都
得点者:(東)林2、佐藤
    (京)レンゾ・ロペス

※貴重な同点ゴールを決め、フランス代表マテュイディのゴールパフォーマンスで喜ぶ東京Vの林。写真◎J.LEAGUE PHOTOS

 東京Vは2試合連続の逆転勝ちで2連勝。1点を追う36分、田村直也のクロスに林陵平が頭で合わせて同点ゴールをマークした。後半も勢いそのまま攻勢をかけ、佐藤優平が勝ち越し点を挙げると、再び林のゴールで突き放した。京都は守備が崩壊し、2連敗となった。

締めはセルビア代表ミトロビッチのパフォーマンス

 ロシアW杯期間は、東京Vの林が各国の出場選手にちなんだゴールパフォーマンスを絶賛、披露中。無類の海外サッカー好きと知られるストライカーはこの日、36分に鮮やかなヘディングシュートで同点ゴールを決めると、さっそくとっておきをコピーをお披露目する。
「僕のストックの中から、ワールドカップに出場しているものを選びました」

 両手を広げ、がに股でステップを踏む姿を見て、すぐに分かった人がどれだけいただろうか……。本人に聞くと、フランス代表マテュイディ(ユベントス)を真似たものだという。偶然(?)にも、京都戦のほぼ同時刻にフランス対オーストラリアの試合が行われ、マテュイディも出場していた。ちなみに「本家」はノーゴール。

 後半になっても、「林劇場」の幕は下りなかった。75分には梶川諒太のFKを頭で合わせて、ゴールネットを揺らす。ホームの東京Vサポーターに向かって、片手を突き上げ、もう一方の手を口に当てながらダッシュ。こちらはセルビア代表FWのミトロビッチから拝借したものだとか。
「きょうも家に帰ってから夜、ワールドカップを見ます。研究しないと」

 もちろん、ゴールパフォーマンスだけではない。日々、FWとしてのプレーも研究している。試合当日の午前中にも、録画しておいたポルトガル対スペインの観戦し、ゲームに臨んでいた。同じFWのジエゴ・コスタのゴールからも刺激を受けていた。
「いろいろな選手を見て勉強しています。参考にすることがたくさんある」

 前節の新潟戦は途中出場で勝ち越しゴールを記録。この日は5試合ぶりの先発出場で2ゴールと結果を残した。ロシアW杯期間中はネットを揺らすたびに、各国代表選手たちのパフォーマンスを見せるつもりだ。東京Vの絶好調男から目が離せない。

 百聞一見にしかり。3試合連続ゴールを狙う次節の栃木戦は、今節に続いて味の素スタジアムで開催。

取材◎杉園昌之


This article is a sponsored article by
''.