4月25日の明治安田J1百年構想リーグ第12節で、川崎フロンターレがジェフユナイテッド千葉を振り切って連勝を収めた。この試合が松長根悠仁にとって今季10試合目のプレーになった。21歳のセンターバックの自己評価とは。

上写真=今季10試合目で見えた、松長根悠仁の収穫と課題とは(写真◎J.LEAGUE)

■2026年4月25日 J1百年構想リーグ第12節(観衆:21,492人@U等々力)
川崎F 2-1 千葉
得点:(川)山本悠樹、マルシーニョ
   (千)石尾陸登

「そこはいい塩梅で」

「もったいないミスがありましたし……」

 福島ユナイテッドFCでの武者修行を終えて帰ってきた今季の開幕戦で、いきなりセンターバックとして抜擢されてから、10試合目。松長根悠仁はジェフユナイテッド千葉戦で出場が二ケタに達した試合をこなしても、浮かない顔だった。

 その10試合はすべて先発で、両足をつって80分で交代したこの千葉戦を除けば、フル出場を続けてきた。振り返ってみて、主力としての10試合、890分のプレーのことを「波がある」と表現した。

「右肩上がりで来ているとは思っていません。自信はまだつかめていなくて。手応えをつかんで、でも次はダメで、という感じです」

 センターバックに求められる最も重要な資質の一つは「安定感」だから、J1でそれを実践するにはまだ足りない、という自己分析だ。

「センターバックは一つのミスでピンチになる。1試合に何度かは自分のところでそういうシーンがあるから…」

 それが一番の課題なのだという認識だ。

「自陣での判断でボールが引っかかってしまうところがあって、そこは直していかないといけないと思っています」

 千葉戦でも相手にボールをつつかれて入れ替わられてしまって、そのままシュートを許すシーンもあって、確かに言う通りだろう。だが、それでも長谷部茂利監督に使い続けてもらって経験を積み上げることで、できることも増えていく。

 ビルドアップでボールを持ち出していくプレーもその一つ。

「持ち運ぶところと、はたくところの判断も課題です。そこは(佐々木)旭くんが自分の中では目標というか、本当にうまいと思っています。今日も試合中に一つひとつのプレーでどうだったかを聞いているので、どんどん試していきたい」

 自らを「考えれば考えるほどダメになっちゃうタイプ」と見ている。だから「そこはいい塩梅でできれば」と、適度に「考えない」という解決策を模索している。

「波はあるけれど、こういう時期も大事だと思う。ポジティブにとらえて頑張っていきたい」

 ここまでの10試合で経験した不穏な波は、その前向きな姿勢で消し去っていく。そうして、未来の川崎Fの最終ラインを支える存在になることが求められている。


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