インターナショナルマッチウィークを挟んで、3月29日に行われた明治安田J1リーグ第7節。今季好調の柏レイソルが東京ヴェルディを迎えた。にらみ合いの展開が続く中、柏には76分に、東京Vには87分にネットを揺らすシーンがあったが、どちらもオフサイドの判定でノーゴール。0-0のままそれぞれ勝ち点1を加えた。

上写真=76分、小屋松知哉が蹴り込んだが、オフサイドの判定でゴールならず(写真◎J.LEAGUE)

■2025年3月29日 J1第7節(観衆11,888人/@三協F柏)
柏 0-0 東京V

画像: ■2025年3月29日 J1第7節(観衆11,888人/@三協F柏) 柏 0-0 東京V

絶好機は少なく

 攻め抜きかけるが守られた。どちらにとってもそんなスコアレスドローだった。

 ともに3-4-2-1の布陣で、いわゆるミラーゲーム。マークする相手がはっきりする分、カオスは生まれにくく、にらみ合い、つぶし合いの様相になった。

 雨の影響でボールが走りすぎる場面もあって、前半はどちらも相手の穴を探しながらも決定機を迎えるには至らない。東京Vは11分に谷口栄斗が無回転ロングシュートをバーに当てるビッグチャンスがあり、柏は23分にGK小島亨介からつないで小屋松知哉が仲間隼斗を走らせて左サイドを突破、最後は小泉佳穂が狙ったシーンが狙いがよく表れた攻撃だった。

 そうなると目立つのは最終ラインの集中力。ときに激しく、ときに賢くバトルに臨んで、攻撃陣のチャレンジを守備陣が守り抜く展開が続いた。

 攻撃に刺激を入れるべく、柏が後半から渡井理己、56分に細谷真大を投入すれば、東京Vも同様に福田湧矢、松橋優安を送り込んだ。

 ひときわ大きな歓声が沸き起こったのは、76分。柏がカウンターから小屋松が抜け出し、GKマテウスを左にかわしてゴールネットを揺すったが、オフサイドの判定でゴールならずだった。同じく87分には東京Vが左CKから綱島悠斗がヘッドで折り返し、最後は谷口栄斗が豪快に蹴り込んだが、こちらもオフサイドで認められなかった。

 結局、このままどちらもゴールが生まれずに0-0のまま試合終了。東京Vの城福浩監督が「悔しい勝ち点1でした。そう思えたことが今日の成果」と、どちらに勝利が転がり込んでもおかしくないゲームを振り返った。


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