小泉佳穂が鮮やかな2アシストとフル出場で、埼玉スタジアムに凱旋だ! 3月2日の明治安田J1リーグ第4節で柏レイソルは浦和レッズに2-0で快勝。昨季まで浦和でプレーした小泉が生み出した2つのゴールが勝負を決めた。古巣対戦に向けて「普通の精神状態ではなかった」と明かした。

上写真=小泉佳穂が技術の高さを見せつけて2アシスト!(写真◎J.LEAGUE)

■2025年3月2日 J1第4節(観衆51,009人/@埼玉ス)
浦和 0-2 柏
得点:(柏)小屋松知哉、垣田裕暉

「最後の精度のところはかなり納得してる」

「本当にちょっと…普通の精神状態ではなかったですね」

 小泉佳穂にとって、埼玉スタジアムで行われる浦和レッズとのアウェーゲームに臨むということは、特別な意味があった。2021年から浦和のためにプレーした4シーズンを経て、今季柏レイソルへ移籍。初めての古巣対戦だった。

「こんな早く当たるとは思ってなかったし、浦和にとってのホーム開幕戦だともいうのもあって、正直、早すぎて嫌だった。キャンプのときから浦和戦を思い浮かべて寝られなくなるくらい。考えるだけで鼓動が早まっちゃうような、それほど僕にとってすごく特別な意味を持つゲームだったので、勝ててすごく率直にうれしいです」

 浦和時代に重用してくれたのが、いまの柏のボス、リカルド・ロドリゲス監督である。再びタッグを組んで、敵地に乗り込んで、2-0の快勝を収める。最高の結果になった。その2つのゴールを小泉が導いたのだから、なおさらだ。

 先制ゴールは14分。右サイドで久保藤次郎からボールを引き受けると巧みに相手をかわして、左足で逆サイドへ大きくサイドチェンジ。小屋松知哉はカットインしてから右足を強振し、勢いに乗ったボールがGK西川周作の手を弾いてゴールに飛び込んだ。

「構造的に空く場所で受けられたし、構造的に空く場所に出せたので、すごく意図したプレーではありました。でもあれは本当に、決め切った小屋松選手がすべてかなと」

 小屋松を立てながらも、チームとしての狙いがはまった快感も明かした。浦和の選手としてプレーしてきた経験があるからこそ、これで自分たちが優位に立ったことを感じていた。

「浦和の選手のことを考えると、開幕から勝っていなくて、ホーム開幕戦ということで期するものがある中で、先制点を取られたという状況はかなりしんどいだろうなと。先制点を取れたことがめちゃくちゃ大きな意味を持っていたので、そのあとにも相手の嫌なところを突き続けることができたことが良かったと思います」

 その結実が2点目だ。31分、原川力のパスを右サイドで受けて少し中に持ち運んで顔を上げると、中央に木下康介と垣田裕暉が突っ込んでいるのが見えた。優しく届けるような浮き球のパスをゴール前へ。垣田がダイビングヘッドで決め切った。

「2点目は、自分に余裕がある状態でボールが回ってきているので、ビルドアップが本当にいいということに限ります。自分がいいポジションに立っていればボールが出てくるので。最後の精度のところは自分としてはかなり納得してるので、あとは数をどれだけ増やせるか。フォワードに点を取らせたい気持ちは強いので」

 柏はこれで3勝1分けとして、首位に浮上した。リカルド・ロドリゲス監督の戦い方を選手が理解して表現しているからだが、そのスタイルをすでに経験してきた小泉の存在が大きいのは当然だ。リカルド・ロドリゲス監督も「フル出場を続けていて、本人に聞いたら、この試合でも終盤まで持つということで、今日もフル出場しました。ボールを持っているときもいないときも、守備でも素晴らしい貢献をしてくれている」と絶賛だ。

 小泉にとっては、本当に心地の良い状況で、リラックスしてプレーできている。

「自分のサッカー観とすごく合うサッカーをしていると思いますし、自分が優位を保った状態でボールを受け入れることが多いのが本当に大きくて。チームとして、あるいは個人でちょっとずつアドバンテージを作って、それを次の人に渡してあげる、みたいなことがすごくできている。そのいい面がすごく出ていたかなと思います」

 小泉が気持ちよくプレーできれば、柏はこのまま好調を保っていくだろう。


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