上写真=報道陣に公開されたエディオンピースウイング広島の内部。2月1日に開業する(写真◎石倉利英)
こけら落としは2月10日
サンフレッチェは長年、エディオンスタジアム広島(旧・広島ビッグアーチ)をホームとして戦ってきたが、2012年のJ1初優勝を機に、よりアクセスの良い場所へのサッカースタジアム建設の機運が高まった。候補地選定などの紆余曲折を経て、19年2月に広島市中心部の中央公園広場を最終候補地とすることが決定。22年2月に着工、23年12月に完成し、1月31日に竣工式が行なわれるとともに、内部が報道陣に公開された。
地上7階建て、座席数はサッカースタジアムでは中四国最大級となる2万8520席。広島市中心部の原爆ドームから徒歩8分という『まちなか』に位置している。体験型の『広島サッカーミュージアム』や、新設のサッカースタジアムでは日本で初めてファナティクス・ジャパンと共同運営し、クラブグッズや広島県の特産品など、幅広いラインナップをそろえる『ピースウイングオフィシャルストア』を併設。Jクラブで初めてエームサービスと包括契約を締結し、世界をテーマにしたメニューを提供するスタジアムグルメも用意されている。
観客席には各種ラウンジやボックスシートなどのほか、テーブル付きの『カウンターシート』や『テーブルテラス』など、全13種類のバラエティーシートを用意。各種ラウンジやボックスシートなども含め、Jクラブ最大級の42席種が展開されている。
2月1日に開業し、2月10日(土)14時から行なわれるプレシーズンマッチ・ガンバ大阪戦が、こけら落としの一戦に。2月23日(金・祝)14時からの明治安田生命J1リーグ開幕戦・浦和レッズ戦から、新スタジアムでの戦いがスタートする。
取材・写真◎石倉利英