上写真=小雨が降る中で前日練習の指揮を執った小菊監督(写真◎CEREZO OSAKA)
「非常に良い準備ができた」
C大阪は5月6日のJ1第12節でジュビロ磐田を2-1で下し、今季リーグ戦ホーム初勝利を挙げた。4月29日の第10節、5月3日の第11節に続く3連戦を勝利で締めくくり、第13節までは中7日。小菊監督は「リフレッシュする時間もあったので、連戦の疲れも取れた」と選手の状態を説明し、「活気があり、集中力と強度の高いトレーニングができた。非常に良い準備ができたと思っている」と手応えを口にしている。
アウェーで名古屋グランパスと対戦する5月14日の第13節から、JリーグYBCルヴァンカップと天皇杯を含めた連戦が始まり、すでに進出を決めているルヴァンカップのプレーオフステージ第1戦が行なわれる6月4日まで、週2試合ペースの7連戦となる。そのため今週は「もう一度、しっかり強度の高いトレーニングをして、7連戦を全員で戦えるコンディション作りをしてきた」と指揮官は語り、「大事にしている攻撃と守備の規律も全員で確認し、誰が出ても一つひとつ勝利を積み重ねられるように準備できた」と振り返った。
7連戦初戦の相手、名古屋はリーグ戦6試合未勝利で15位と苦戦が続いている。それでも「相手は鋭いカウンターが武器」と警戒した小菊監督は、自分たちに求められることを「しっかりゲームをコントロールすることが非常に大事」と指摘。「自分たちでボールを保持しながら前進していく、攻撃の優先順位を意識しながらゴールを奪いにいく、その使い分け。守備もハイプレスと少し構えての守備を、意図的にコントロールできるかが大事になってくる」と攻守のポイントを挙げた。
名古屋戦は、今季初のリーグ戦連勝も懸かっている。小菊監督は「連勝することによってチームの一体感、成長が一気に加速すると思う」と期待を寄せ、「明日は今季初の連勝にこだわって、全員で戦っていきたい」と力強く語った。