上写真=清武は鹿島戦に向けて、リラックスした表情も見せながら前日練習を消化(写真◎CEREZO OSAKA)
小菊監督は「ビッグマッチ」と位置付け
「強度の高い相手だと思う。ここ数年の鹿島を見ていると、一人ひとりが強く来る。そういう球際の面などは、常に負けないようにしなければいけない」
4月29日の明治安田生命J1リーグ第10節での対戦を前に、清武はこのように相手の印象や勝利へのポイントを挙げた。鹿島とのリーグ戦でのホームゲームは2011年以来9連敗を喫しており、負の歴史にピリオドを打ちたい一戦だ。
3月から両側ハムストリング筋損傷で戦列を離れていたが、4月に入って復帰し、23日のJリーグYBCルヴァンカップ・ガンバ大阪戦で先発復帰を果たした。ただ、この試合と、一つ前の公式戦である17日のJ1第9節・アビスパ福岡戦は0-0の引き分けに終わっている。得点力アップに向けて「崩し切ることもいいですが、積極的にシュートを打つことは、今週のチームのテーマでもあった」と練習について語った清武は、「打つことによって、相手の変化も見られると思う。みんなで意識して取り組んだ」と明かした。
同じ9試合消化の鹿島は6勝1分け2敗・勝ち点19の2位で、C大阪は3勝4分け2敗・勝ち点13の7位。小菊昭雄監督は今回の直接対決を「勝つことによって上位争い、優勝争いに絡んでいけるビッグマッチ」と位置付けている。
5月3日の第11節・サガン鳥栖戦(アウェー)、6日の第12節・ジュビロ磐田戦(ホーム)と続く3連戦を踏まえ、清武も「ここからのリーグ戦3試合は、上に行くか、下がるかという大きな分岐点だと思う。まず最初に勝てるように、良い準備をしたい」とコメント。自分が試合に出るとは決まっていないと前置きした上で「出た選手たちがしっかりハードワークして、戦う姿を見せなければいけない」と言葉に力を込めていた。