4月10日、鹿島アントラーズの鬼木達監督が非公開練習後に取材に応じた。前日の9日に行なわれたYBCルヴァンカップ1stラウンド2回戦レノファ山口FC戦ではPK戦の末に敗れ、同大会からの敗退が決まった。次は12日にヨドコウ桜スタジアムでのJ1第10節セレッソ大阪戦に臨む。

上写真=取材に応じた鹿島アントラーズの鬼木達監督(写真◎J.LEAGUE)

C大阪の印象。「より攻撃的。難しい相手」

 厳しい戦いが続いている。リーグ戦では4月2日のアウェー広島戦、6日のホーム京都戦に敗れ、2連敗。さらに9日のルヴァンカップ山口戦は先制されるも師岡柊生の同点ゴールで追いついたが、PK戦にまでもつれ込み敗退となった。3月29日の神戸戦から中3日、中2日での5連戦に加え、2週続けて週の半ばに中国地方へのアウェー遠征を余儀なくされる日程だが、悪い流れを断ち切りたいところだ。山口戦から中2日で迎えるC大阪戦(4月12日)もアウェーでの一戦となる。

「(C大阪は)これまでよりも、より攻撃的になっているなと。得点力を見ても分かるところです。そういう意味でいうと、より難しい相手だと認識しています。後ろから前線の選手まで、本当に攻撃的だという印象があります」

 10日のトレーニング後に取材に応じた鬼木達監督は、そのようにC大阪の印象を話す。連敗脱出へ、そして公式戦4試合ぶりの勝利を目指し、ヨドコウ桜スタジアムに乗り込む。

「勝負の世界ですので、勝つ保証とか、そういうものはまったくないですけれど、それでも今、自分たちに求められているのはそういうところです。これから先も勝ったり負けたりすることはあると思いますが、このタイミングでこういう経験をしていることは、これから先への大きな糧にしなければいけません。こういうときに何ができるか。日程的にも、状況的にもきつい中で真価が問われていると思っていますので、選手とともにこの状況をしっかりと乗り越えていきたい思いが非常に強いです」

 試練のときを迎えている鹿島が、大阪の地で1勝を目指す。


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