AFCチャンピオンズリーグ(ACL)に臨んでいる浦和レッズは、連勝スタートと快調だ。この勢いのままに突き進みたいが、第3節で戦うのが韓国の大邱。難敵をどう攻略していくか。リカルド・ロドリゲス監督と酒井宏樹が重要な一戦を前にポイントを語った。

上写真=酒井宏樹は次の試合の重要性を感じている(写真◎AFC)

「首位で突破できるように」

 連勝スタート。浦和レッズが上昇気流をつかもうとしている。リカルド・ロドリゲス監督も充実感を漂わせる。

「すごくいい流れで来ていますし、いいスタートを切れたと思っています」

 ライオン・シティ・セーラーズ(シンガポール)に4-1、山東泰山(中国)に5-0。2試合で9ゴールだ。だからこそ、次も勝てば一気にライバルを突き放せるだろう。

「次の試合は我々にとって非常に大事ですし、勝つことが非常に大事だと思っています。3試合目、4試合目と厳しい試合が続きますが、ここでしっかりと勝てれば次のステージに進む可能性が大きく広がります。試合に勝つことに向けて、メンタルもしっかりといい準備を進めて、一試合一試合戦っていくこと、そしてその先にグループステージを首位で突破できるようにしていきたいです」

 第3戦の相手はグループFで最大のライバルと目されていた大邱だが、第2戦でライオン・シティ・セーラーズに0-3で完敗。調子の出ない相手を一気にたたきたいが、敗戦からのリカバーを狙う大邱の意欲には注意が必要になりそうだ。

「大邱については、攻撃はクロスが多く、前線にターゲットになる選手がいますし、縦に速いダイレクトプレーやミドルシュートが多いチームだと思っています。フィジカル的には高さがあるチームだと思います。この試合に勝つために大事になってくることは、自分たちが取り組んでいるパフォーマンスをしっかりと上げながら戦っていくことです」

 酒井宏樹もこの試合の重要性はよくわかっている。

「3試合目も変わらず、高い集中力とモチベーションを持って戦いたいです。まだ6試合のうちの2試合が終わっただけですし、リカルド監督が言っていたように次の試合と4試合目がすごく大事な試合で、ヤマ場になると思います」

 連勝してリラックスしてはいけない、とするのがリカルド・ロドリゲス監督だ。

「最初のゲームで、しっかりとこの大会のいいスタートを切ることが大事でした。そしてまた大事な試合が来ると思っています。どのチームも戦えるチームですし、実際に先日の試合でもライオン・シティ・セーラーズがいい試合をして大邱に勝利しました。どういったことも起こり得ますので、リラックスせずにしっかりと戦うことが大事です。相手チームは常に分析してきますので、何が起きるか分かりませんし、だからこそ自分たちのパフォーマンスをいかに高めていくかを大事にしていきながら、勝ち点3ずつ積み重ねていきたいと思っています」

 慌てずに自分たちの戦いを、という平常心。その意味で酒井が大切にするのは先制点だ。

「先制点を相手に与えてしまって追う展開になると、かなりのエネルギーを使うことになってしまいますので、しっかりと試合をオーガナイズする必要がありますし、前半から高い強度を見せることが大事になると思います」

 川崎フロンターレは初戦で引き分け、横浜F・マリノスは2戦目で黒星を喫していて、ヴィッセル神戸はまだ1試合のみの消化。日本勢で連勝は浦和だけだ。この勢いで一気に突っ走る。

【Next Game】
4月21日(木)23時 浦和 vs 大邱 DAZN独占配信


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