明治安田生命J1リーグは4月9日、10日の2日間で第8節の9試合が行われた。今節は上位陣の直接対決が実現したが、川崎F対柏はホームの川崎Fがしぶとく戦って3戦ぶりに勝利。鹿島と横浜FMの対戦は敵地に乗り込んだ横浜FMが3発快勝を飾った。

上写真=終盤の畳みかけで鹿島を下した横浜FM。チームの2点目を挙げた西村が歓喜の疾走!(写真◎J.LEAGUE)

札幌が敵地で名古屋を下して今季初勝利

 9日に唯一、行なわれた2位川崎フロンターレと3位柏レイソルの試合は、ホームの川崎Fに軍配が上がった。決勝点を挙げたのはレアンドロ・ダミアン。前半終了間際にマルシーニョが快足を飛ばして突破をはかり、昨季のMVPが柏の堅守を破った。ACL出場組は消化している試合数が多いものの、川崎Fが首位に返り咲いている。

 5連勝で首位に立った鹿島アントラーズはホームに4位の横浜F・マリノスを迎えた。上位対決を制し、首位を堅持したかった鹿島だが、終盤に守備が乱れ、残り10分を切ってからまさかの3失点。一方、前節、サンフレッチェ広島に敗れ、連敗を避けたかった横浜FMはACLのグループステージの舞台となるベトナムへ旅立つ前に、いい形で勝利をつかみ取った。

 そのほかの試合ではロティーナ監督の初陣となったヴィッセル神戸がホームでセレッソ大阪と対戦。失点を抑えることがチーム浮上のポイントをしていた新指揮官だったが、失点を重ねるようなことはなかったものの、加藤陸次樹に先制を許し、0-1で敗戦。初陣を飾ることができなかった。神戸はリーグ戦10戦未勝利のまま、ACLのグループステージが行なわれるタイへ向かうことになった。
また、神戸と同じく前節まで未勝利だった北海道コンサドーレ札幌は敵地で名古屋グランパスを圧倒。終始アグレッシブなプレーを披露して2ゴールをスコアし、今季初勝利を挙げた。

画像: 今季初勝利を挙げた札幌。宮澤(左)と中島(右)がゴールを記録した(写真◎J.LEAGUE)

今季初勝利を挙げた札幌。宮澤(左)と中島(右)がゴールを記録した(写真◎J.LEAGUE)

画像: ウタカ(右)の2発を含む3ゴールを挙げた京都は鳥栖を3-1で下した(写真◎J.LEAGUE)

ウタカ(右)の2発を含む3ゴールを挙げた京都は鳥栖を3-1で下した(写真◎J.LEAGUE)

J1第8節の結果

▼4月9日
川崎F 1-0 柏
得点:(川)レアンドロ・ダミアン

▼4月10日
・清水 1-1 G大阪
得点:(清)オ・セフン (G)小野瀬康介

・FC東京 0-0 浦和

広島 1-0 福岡
得点:(広)柴崎晃誠

・神戸 0-1 C大阪
得点:(C)加藤陸次樹

・鹿島 0-3 横浜FM
得点:(横)アンデルソン・ロペス、西村拓真、OG

・湘南 0-0 磐田

・名古屋 0-2 札幌
得点:(札)宮澤裕樹、中島大嘉

京都 3-1 鳥栖
得点:(京)ピーター・ウタカ2、川崎颯太
   (鳥)小野裕二


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