今季開幕からの公式戦5試合にすべて先発出場しているセレッソ大阪DF松田陸。2連勝しているカップ戦と、未勝利のリーグ戦との違いを指摘しつつ、アウェーに乗り込む次節でのリーグ初勝利に向けて意気込んでいる。
上写真=リーグ戦初勝利に向けて前日練習で調整した松田(写真◎CEREZO OSAKA)
「どんどんシュートを打たなければ」
「状態は、めちゃくちゃ良いです」と自身のコンディションについて語った。C大阪は開幕後の週2試合ペースの5連戦で、明治安田生命J1リーグの3試合、JリーグYBCルヴァンカップ・グループステージの2試合を消化。松田はチームで唯一、全試合に先発出場している。
ルヴァンカップは2連勝と好スタートを切ったが、リーグ戦は2分け1敗。松田は「フィニッシュの精度を、もう少し上げなければいけない」と課題を挙げつつ、「勝てばチームも良い方向に行くと思う」と今後に目を向けた。
連勝と未勝利、2つの状態をピッチ内から見て「結果が出ているときは、しっかりボールを回すビルドアップができている。結果を残せていないときは(選手同士の)距離が遠かったり、そういうところが足りないと感じる」と指摘。勝利につながる得点力アップに向けて「もっとクロスに入ってくるところを(受け手に)要求したり、自分でもどんどんシュートを打たなければいけない」と強調した。
リーグ初勝利を目指す3月12日の第4節では、アウェーで清水エスパルスと対戦する。昨季途中まで清水の指揮を執っていたロティーナ前監督は、2019年と20年にC大阪で指揮を執っており、松田は清水の現状を「ロティーナさんのサッカーが、まだ残っていると思っている」と分析。「しっかり立ち位置を取ってくるチーム。余裕を与えないように、プレスをしっかりかけていきたい」と勝利への道筋を描いていた。