浦和レッズが1月12日、新体制発表記者会見を行った。新型コロナウイルス感染拡大防止のためにオンラインでの実施となった。新加入選手が実に13人というフレッシュさで、今季の最大の目標を「J1リーグ優勝」に掲げたチームを盛り上げていく。

上写真=新生浦和レッズに13人の新加入選手が加わった(モーベルグは欠席)(写真提供◎浦和レッズ)

目標はJ1優勝

 西野勉テクニカルダイレクターが「3年計画の結実の年」にクラブの最優先目標として掲げたのが、「J1リーグ優勝」である。

 このオフ、浦和レッズでは大幅な選手の入れ替えがあった。引退、契約満了、期限付き移籍から完全移籍などを含め、19人もの選手がチームを離れ、代わって新しく13人が加わった。今季の編成の意図として西野TDは「野心あるメンバーで構成した」と明かし、それに見合う選手を新たに加えたとした。

 いわば今回の13選手は、リーグ制覇を果たすためのラストピース。彼らの意気込みも強い。

GK 16 牲川歩見(←水戸)
「厳しい環境の中でどこまでチャレンジできるか。評価していただいて感謝しています。レッズのために少しでも貢献できるように頑張ります。身長という武器は僕が一番で(195センチ)、シュートストップや守備範囲の広さをアピールしていきたいと思います」

DF 6 馬渡和彰(←大宮)
「素晴らしいオファーをもらって、J1でタイトルを目指せるチャンスが目の前に転がってきて、自分の人生は挑戦だなと。このチャレンジをしなくては、いつか終わるときに後悔すると思ったので決めました」

DF 13 犬飼智也(←鹿島)
「浦和さんからの熱意に心が踊りました。3年計画の結実の年に、本気で取りに来てくれたことに感謝しています。浦和を背負う覚悟を持って来たので、リーダーシップを持ってやっていきたいと思います」

DF 20 知念哲矢(←琉球)
「J1でのプレーは初めてですが、僕らしいプレーで全力で熱く戦っていきます。対人で負けないのが強みです。インターセプトやカウンター、縦に素早くボールを付けて攻撃につなげるという、攻撃的な守備が得意なので、生かしていければいいと思います」

DF 24 宮本優太(←流通経済大)
「楽しみでいっぱいですし、自分のポジションには酒井宏樹選手がいるのでスタメンを取ることは簡単ではありません。学ぶべきことはたくさんあるので、より多く、より早く自分のものにできれば。自分が負けていない部分もあると思います」

DF 42 工藤 孝太(←浦和ユース)
「(2種登録の昨季は)天皇杯を優勝したけれど、僕は1試合も出られませんでした。力不足を痛感して悔しかった思いが強いです。早く埼玉スタジアムのピッチで活躍するところを多くの人に見てもらいたいと思っています」

DF 44 大畑歩夢(←鳥栖)
「まずはケガを直して、一日でも早くピッチに立てるようにしたいと思います。移籍するにあたって、自分自身でいろいろ悩んで、やっぱり一番はチャレンジしたいと決めました。夢である海外挑戦への近道だと考えて、この移籍を決断しました」

MF 10 ダヴィド・モーベルグ(←ACスパルタ・プラハ=チェコ)
「私のプレースタイルは、スピードがあり、ドリブルが好きです。また、試合中に意表を突くようなプレーをすることもあるので、常にみなさんを驚かせるような選手だと思います。満員の埼玉スタジアムでファン・サポーターが応援している映像を見ました。鳥肌が立ちました。スタジアムの素晴らしい雰囲気が浦和レッズと契約することにした一番の理由です」

MF 11 松尾佑介(←横浜FC)
「ソリッドなイメージをチームに対して持っていて、いい意味で堅いところを崩していければ。多少雑でも強引にゴールに向かうプレーを増やしていければ面白くなると思います。背番号11を空けて待っていると言われました。僕自身の11の像を作っていきたい」

MF 19 岩尾 憲 (←徳島=期限付き)
「34歳になるキャリアで残された時間が若い選手に比べて少なくて、時間の使い方をどうしたいかを考えてお世話になることを決めました。湘南ベルマーレ入りしたときの最初の番号が19で、もう一度初心に返って謙虚にひたむきに、いま一度しっかり見つめ直して再出発しようと決めました」

MF 25 安居海渡(←流通経済大)
「リーグ優勝に必要な存在になるように頑張ります。最初から試合に絡んでいきたい。新しい選手が加入することで慣れないことも多いですけど、若くてフレッシュな選手がいっぱいいるので、協力し合って目標を達成できればいいと思います」

MF 27 松崎 快(←水戸)
「外側でもインサイドでもプレーできるのが特徴で、ドリブルは皆さん見てくれていると思いますが、個人的にはボールを受けるときのターンにこだわりを持っているので、見てもらえたらうれしいです。守備やオフ・ザ・ボールの動きでも違いを作りたい」

FW 26 木原 励(←京都橘高)
「結果を出せるように、裏抜けだけではなくてポストプレーもクロスへの入り方も、伸ばさなければいけないことはたくさんあります。できないことがたくさんあることが伸びしろだと思うので、日々の練習からたくさん見つけたいと思います」

 なお、引退した阿部勇樹がユースのコーチに、塩田仁史がトップチームのGKアシスタントコーチに就任したことも発表されている。

■浦和レッズ2022 選手・スタッフリスト

番号ポジション名前身長/体重誕生日
1GK西川 周作183/811986/6/18
2DF酒井 宏樹185/781990/4/12
3MF伊藤 敦樹182/781998/8/11
4DF岩波 拓也186/721994/6/18
6DF馬渡 和彰 ☆175/721991/6/23
7FWキャスパー・ユンカー186/731994/3/5
8MF小泉 佳穂172/631996/10/5
10MFダヴィド・モーベルグ ☆179/741994/3/20
11MF松尾 佑介 ☆170/651997/7/23
12GK鈴木 彩艶190/912002/8/21
13DF犬飼 智也 ☆182/771993/5/12
14MF関根 貴大167/611995/4/19
15MF明本 考浩170/651998/1/31
16GK牲川 歩見 ☆195/901994/5/12
19MF岩尾 憲 ☆175/651988/4/18
20DF知念 哲矢 ☆178/701997/11/8
21MF大久保 智明170/621998/7/23
22MF柴戸 海180/701995/11/24
24DF宮本 優太 ☆170/701999/12/15
25MF安居 海渡 ☆174/692000/2/9
26FW木原 励 ☆180/682003/6/4
27MF松崎 快 ☆172/701997/11/22
28DFアレクサンダー・ショルツ189/841992/10/24
33MF江坂 任175/671992/5/31
40MF平野 佑一174/681996/3/11
42DF工藤 孝太 ☆180/722003/8/13
44DF大畑 歩夢 ☆168/652001/4/27
☆は新加入

【監督】リカルド・ロドリゲス
【コーチ】前迫雅人(新任)
【コーチ兼通訳】小幡直嗣
【フィジカルコーチ】石栗 建
【コーチ】平川忠亮
【GKコーチ】ジョアン・ミレッ(新任)
【GKアシスタントコーチ】塩田仁史(新任)
【GKコーチ通訳】在原正明 (新任)
【コーチ兼分析担当】林 舞輝
【テクニカルスタッフ(分析担当)】守屋優馬


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