上写真=最下位の横浜FCをはじめ、仙台と大分にも降格の可能性はあるが、勝てばその時点で決定は回避できる(写真◎J.LEAGUE)
降格決定の可能性は3チームにあり
J1残留が確定していないのは15位の湘南ベルマーレ以下、6チームがある。そのうち、11月20日に降格が決まる可能性があるのが、18位大分トリニータ、19位ベガルタ仙台、20位横浜FCだ。どのチームも勝てばすぐに降格は決まらないが、いずれも条件は複雑なので、整理しておこう。
まず、関連する対戦カードは次の通り。
14時 ベガルタ仙台(19位)vs 湘南ベルマーレ(15位) ユアスタ
14時 FC東京(9位)vs 徳島ヴォルティス(17位) 味スタ
15時 鹿島アントラーズ(4位)vs 大分トリニータ(18位) カシマ
15時 横浜FC(20位)vs ヴィッセル神戸(3位) ニッパツ
15時 清水エスパルス(16位)vs サンフレッチェ広島(10位) アイスタ
【大分】
大分は、AFCチャンピオンズリーグ出場圏内の3位入りを狙う鹿島と戦う難しい試合となるが、3つのパターンがある。
(1)大分が敗戦→湘南が勝利&清水が勝利
(2)大分が敗戦→湘南が引き分け&清水が勝利&徳島が勝利
(3)大分が引き分け→湘南が勝利&清水が勝利
湘南は仙台と残留争いの直接対決、清水は広島を迎え、徳島はFC東京とのアウェーゲーム。いずれも難敵が相手だが、どんな結果になるか。
【仙台】
湘南との直接対決となる仙台の降格が決まるのは、2つのパターン。
(1)仙台が敗戦→清水が引き分け以上
(2)仙台が引き分け→清水が勝利&徳島が勝利
仙台の試合は14時キックオフで徳島も同様だが、清水は15時からの試合。仙台は結果次第では、清水の最終スコアを待つ1時間がとても長く感じられそうだ。
【横浜FC】
最も複雑なのは、横浜FCのケース。4つのパターンで可能性がある。
(1)横浜FCが敗戦→湘南が引き分け以上&清水が引き分け以上
(2)横浜FCが敗戦→清水が引き分け以上&徳島が勝利
(3)横浜FCが引き分け→湘南が勝利&清水が勝利
(4)横浜FCが引き分け→湘南が引き分け&清水が勝利&徳島が勝利
この第36節の仙台対湘南、次の第37節の湘南対徳島と直接対決があるために計算も複雑になるが、どのチームもとにかく勝利で残留の可能性を高めたいことに変わりはない。
J1リーグ残留争い 今後の予定
順位 | チーム名 | 勝ち点 | 得失点差 | 11月20日 | 11月27日 | 12月4日 |
15 | 湘南 | 33 | -6 | 仙台 | 徳島 | G大阪 |
16 | 清水 | 33 | -20 | 広島 | 浦和 | C大阪 |
17 | 徳島 | 30 | -22 | FC東京 | 湘南 | 広島 |
18 | 大分 | 28 | -27 | 鹿島 | 横浜FC | 柏 |
19 | 仙台 | 27 | -28 | 湘南 | 福岡 | 鹿島 |
20 | 横浜FC | 27 | -40 | 神戸 | 大分 | 札幌 |